愛の消費

日々

消費社会

今や当たり前のようにモノは使い捨てになっている。少し前はモノは大切にしようとしていたね。壊れたら修理をしてまた使っていたし、それが前提でモノは設計されて作られていた。でも今は壊れたらユニットごと交換になっているし、修理するくらいなら新しいモノを買った方が安上がりになっている。それで、どうしても大切に使いたいモノを見つけたところで、だんだん壊れてきて修理が不能になったら万事休すとなるわけだね。なんだかドライな関係というか、モノに執着することができない時代になっているね。

愛用品

道具は使い慣れた方がいいけれど、道具も使い捨ての傾向にあるね。そりゃ新しい方が良くなっているって言うけれど、手に馴染んだ道具にはそれ以上の価値が生まれるね。だからなんとかして長く使おうとする。そこで使い方が大きく変わるね。道具を大切に丁寧に扱うようになることで、それでできる作業の質も同時に上がっているわけだね。やっぱりモノは大切にしたほうがいいときもある。それはモノそのものよりも、心の向きが大切に扱う気持ちを保っていることの方が重要なポイントだね。

あなたのモノ

単なるモノに対して、執着しすぎるのはよくないとされる時代だけど、それは逆に言うとどんどん壊れたら買い替えて使うことを促す時代であるとも言えるね。知らず知らずのうちに時代の文脈に誘導されているけれど、少なくともあなたが使う身近な道具で、とても気に入っているモノに関してはできるだけ手元に置いておく方がいいよね。それがあなたを豊かにするからね。使い慣れたモノに囲まれているということは、それだけであなたは一人ではないということだよね。身の回りの全てのものに感謝の気持ちが湧いてくると、あなたの世界はがらっと変わるんだからね。