光と影

日々

あなただけのため

あなたはあなたの視点があるから、あなたの世界がそこに広がっている。日頃見たり聞いたり触ったりしているその世界はあなただけのためにすべてが揃っている。あなたは、あなた以外のあらゆるものがそこにあるから、あなたを認識出来ている。仮にあなたしかいない世界がそこにあったなら、あなたは何を見るのだろう。それでも心の中のあなたと、外の世界は別れて見えるだろうか。あなたが見た一匹の虫が、あなたは虫ではないとわかることができるね。けれど、なにも見えない世界では内も外も区別がつかないだろうね。

全ての光が見える時

全ての光はあなたの目には白く見える。すべての光が見えている時、真っ白な世界であなたはポツンと一人きり。頑張って目を凝らして周りを見渡してみても真っ白な光しか見えない。そんな状況であなたは何を思うだろう。外も内も、あなたもあなた以外も見えないし感じられない世界では、恐らくあなたがそこにいる、ということさえ怪しくなるかもしれないね。実はそれが真実だとしたら、今の悩みや苦労はいったい何だろう。幸せや不幸や関係性など、もともと外側にあるわけではないよね。その悩みは一体どこから生まれてあなたを苦しめているのかな。

あなた以外がすべて

そうやって想像してみると、あなたではないものばかりで溢れているのが、普段見たり聞いたり触ったりしているこの世界だね。だからこそ、喜んだり悲しんだり共感したり喧嘩したり出来るんだよね。そう感じるならば、あなた以外の全てに感謝の気持ちしかなくなるね。思い通りにいかないからと言ってイライラしたり出来ることが、もはや奇跡でしかない。数多あるあなた以外のお陰様ということだね。なるほど、見ている全ては影なんだよ。あなたがそこにいるからこそ出来る影。影が見えるのは光が世界を満たしているからだよね。だからあなたはいつも光り輝いているんだよ。ありがたいことだね。