慌てない
心ここに在らず
慌てる時は、何かに追い込まれていると思い込んでいる時だね。そんな時は一旦落ち着いてよく考えてみよう。何に追い込まれているのかな。現代に生きる人はさまざまなものに期限があって忙しくしているけれど、果たしてそれの元は一体なんだろうね。時間がいくらあっても足りない。そう思い込んでいるけれど、そもそもそんなに時間が必要なことってなんだろうね。仮に無限の時間があってもっと落ち着いてやれたとしたら、心は平穏になるかな。おそらくそうではないよね。
何も起こらない
いつも時間に追われて、期限に追われているあなたからしてみれば、のんびりしている人を見ると羨ましく思ったり、時にはイライラしているね。でも、そのイライラしている思いは、あなたしかわからないね。こんな時になんでそれをやるのとか憤慨したところで、何も起こらない。怒られた人がびっくりするぐらいだね。そう、怒ったってイライラしたって変わらないのは重々承知の上で、それゆえにあなたはさらにセカセカしている。もう勘弁ならないと呆れているけれど、それでも何も変わらない世界がドーンと広がっている。そのセカセカした心のざわめきは一体なんだろうね。
焦りが苦しみに変わる
どれだけ焦っても、どれだけセカセカしても、イライラしても現実は何も変わらないことをまず見つめようよ。そして、いつものように朝が来て夜になる。風が吹き、雨も降る。そんな大自然の中で生きていることをついつい忘れがちだね。誰も追い立ててなんかいないよ。約束事に縛られて、それに追い立てられていると思い込んでいるのはあなただけ。そんな現実を浮かべて一人不幸の淵に立っている。そう思っているだけ。けれども実際にはなんて事ない変わらぬ日常の風景なんだよ。そういう時こそ目を逸らさずにその風景に溶け込もう。それだけで物事は勝手に進んでいくね。一人息巻いて忙しく動いていた自分自身に気がつく瞬間でもあるんだけれど。まぁ、そんな余裕も時間もないから今もイライラしているんだね。なんて悪循環にハマっていることか!1分だけでも深呼吸しよう。その時間は本当は十分にあるんだからね。騙されたと思って、さぁ、お茶でもどうぞ。