ボロ型人ロボ
勤労
もうすぐAIや自動化やロボット化がどんどん進むと言われているね。はてさて、自動化されるとそれまで人海戦術でやっていた単純作業的な労働場所はなくなって失業する人も多くなるという予測も出ている。多くの人にとってはまだ、ふーん、そうなんだ、ぐらいな実感しかなかったと思う。けれど、コロナ禍が長引くにつれて人がまるで感染源のように扱われ出してきて、ロボットの方がいい感じな雰囲気になってきたと思うんだけど、どうだろう。ますます自動化の波は大きくなるのかな。ま、いずれにせよそういうロボットと共存していく未来について考えてみると面白いことが見つかる。幼き頃に多分学校とかで見た校訓に、真面目、勤勉、素直という言葉が並んでいたと思うけれど、どれもこれもロボットに勝てる要素が一つもないね。これまで日本の学校がまず第一に身につけるべき要素が自動化の世界では全く役に立たないどころか、目指してはいけない要素に変わってしまうぐらいのインパクトがすぐそこまできていることに、まだいまいち誰も気づいていないのかな。
成果主義
会社組織なんかもリモートワークで管理職をはじめとする階層構造の無意味さなんかが残念ながら炙り出されてしまったね。残念ながらというのも、そういう無駄を密かに残しておけることがAIやロボットにできない人間らしさだと思っているから。でも、見つかってしまって世間ではやたら叩かれ始めてしまったね。こうなったらもう戻れないかもしれないよね。ただまだ世間では管理職という無駄を廃することしか気がついていないのかな。そもそも会社もいらないということに気づいた人もいるかもしれないね。ちょっとドキドキしちゃうけれど、会社勤めが当たり前に思わされているだけでゲームでいったら場面設定ぐらいの意味しかないんだよね。これもみんなにバレてしまわないかと心配しているのよ。今まで成果主義とか個人評価とか組織評価とかも、実は単なるレベルアップアイテムにすぎないことに気がついてしまうと、この世界がガラリと変わってしまうからね。
数値化
実はハイソな知識人として自慢げに語っていた効率化、数値化、見える化なんてものが目指すべき世界だと思い込んでいたけれど、それも自動化やロボット化で圧倒的な正確さや無慈悲さで可能となり、人は不要というか、むしろ邪魔でしかないね。そう言いながらもなかなか合理化や効率化ができないのが人の良さだったと思うんだけれど、違うかな。まぁ、知識人たちはデジタル自動化に大賛成だろうから、その影響力を使ってどんどんそういう時代に突き進むのだろうか。でもそうは言いつつ、ちっともデジタル化できないのが人でその方が無駄ばかりで呆れている顔が目に浮かぶんだけれど。そしてその方が楽しいと思っていることは内緒にしておいてね。
見えない世界
だから人が自動化の世界に生き残っていくための施策は、簡単に見えない、数値化できないことに注目することだと思うのよ。すべてが効率化されていくなかで見えないものって何かというと、楽しいことしかやらない、嫌なことは遠ざける、面倒なことは見ないことにする、無駄話は最高、居眠りは重要、ちょっとサボりは息抜きマインドフルネス、なんかが重要になるね。これからの学校や会社なんかに張り出す文字はガラリと変えなければいけないね。これらは全部どんなに頑張ってもロボットにはできない。AIがいずれ心を持つ日がくるまではね。今真面目に暮らしているあなたに一番伝えたいことは、真面目にふざけるのが一番の生き残り作戦だということだよ。え?そんな無駄話に付き合ってられないって?いやいや、AIの時代になったらこの無駄話が最高になるんだから。きっと。