丁寧さ

日々

片付け

目の前のことをしっかりと丁寧に片付けるのが、幸せの時間だと先人は伝えているね。この忙しい中になんでそんなことをしなければいけないのかと毒づいているあなた。そんな些末なことなんかより、物事には優先順位をきちっとつけて取りかかるのが正しいと思い込んでるよね。で、その結果どうなったかな?片付けても片付けても後から後からどんどんやるべき事が増えて、それに追われていないかな?不思議だね。やるべき事とそうでない事をこれほど峻別しているのにも関わらず、一ミリも減らないのはどうしてだろうね。減らないどころかむしろ増えていっているよね。

あなたのためにそれはある

そもそもの考え方ややり方が間違っているから、そうなるんだよ。あなたが取るに足りないと思って打ち捨てていることがずっと解消されないままだから、それに関わるあらゆる事がまた雨後の筍のように湧き出しているんだよ。あなたは優先順位という手法で無駄なこととレッテルを貼っていつまでも放置しているね。そもそも優先順位なんていうご都合主義の方法のために、取捨選択というモノサシで出来事を測っている。でもそれはあなただけのためのモノサシではないね。他から借りてきたモノサシであなたのことを測っているから大きく誤差が出るんだよ。根本から水漏れしているホースの先だけを養生したところで、水漏れは止まらないね。当たり前なのにそれにいつの間にか気がつかなくなっている。日々の雑事でとるに足らないとあなたが見ているそれらのことは、あなたのためだけに用意されたものばかりなんだからね。

無心

あなたがたまたまそこで出会った出来事があって、それに丁寧に対処するだけというシンプルなこと。それをどうして優先順位というモノサシで分類して制限をかけてしまうのか。それは、あなたがあなたのために起きていることをまるで他人事のように受け止めないからだね。出来事たちはあなたが受け止めてくれないから、あなたのためにいつまでも形を変えて居座り続けているんだよ。その出来事は皆あなたが人生という謎解きのための鍵だから、それを受け止めないと次に進めないようになっている。なのにあなたは他人の目ばかり気にしているから、それにちっとも気がつかないままだね。だから逆にこう考えればいい。一見些末な事こそ、あなたのためだけに出現しているんだとね。それに気がついたら人生の謎が少しずつ解けて、すべては淀むことなく上手く流れていくんだよ。