プラスマイナス
明るいキャラ
暗い性格よりも明るい性格の方がいいと思い込んでいるね。それは、明るい方が元気があって活発で周りを楽しませることができて、笑顔が溢れる世界がそこに広がるからだね。一方で暗い性格だと、悲観的ですぐに人の悪いところを見つけ出してしまうし、またそういう自分が嫌になってまた誰とも話をしたくなくなるという悪循環に陥る。しかも、周りにもそういう負のエネルギーを撒き散らしてしまって人がどんどん離れていく。だから明るく元気に朗らかにというような標語さえできてしまう。それと真逆な性格は世の中の楽しみの半分も味わうことができないからそう思っているね。
コミュ障
そうは言っても、誰とでも仲良くなって愛想を振り撒くような勇気がないね。でもそれは当然だよ。本能としてライオンの前や熊の前で明るく元気に振る舞っていては命がいくつあっても足りないからね。だから見知らぬ人には警戒するのは生き残るDNAなんだよ。だからこそあなたは今ここにいるんだから。社交的で明るいキャラクターはつい最近に作られた社会の都合のものなんだよ。だからそんなに悲観することはないんだけど、それも疑ってかかるあなたにとってはそれほどいいアドバイスではないかな。陰キャなあなたが無理に陽キャになることは難しいけれど、そのままでその理屈がわかればいいってことだね。
視点
プラス思考が大切だとか、この世で成功するには前向き思考で社交的でないとダメだとか、そういうのに捉われがちだけど、それもまた一つの枠組みに過ぎないね。そもそも成功するってことはヒーローのようになることだと思い込んでいるけれど、何が成功で何が失敗なのかというのも枠組みで決まっているに過ぎないんだよ。野球でもサッカーでも得点王になるとヒーローになってそれが成功者と呼ばれるけれど、一旦その野球やサッカーを離れたときには何の意味ももたないね。そこまでいかなくてもクラスで一番とか、学校で一番、会社で一番といったところで、そもそもそれらの枠組みがなくなった途端に何が一番なのかよくわからなくなる。今漠然と思っている成功も失敗も自らあなたが生み出した枠組みの中のものではなく、誰かに押し付けられたものでしかないんだよ。だから先人は、あなたはそのままで完璧であって、何も気にしなくていいと伝えているんだよね。今見ている社会がつまらないのなら作り替えてしまったらいいだけのこと。だってそれはあなたの中にしかないんだからね。