心の水面
まごころ
真心っていったいどういう心なんだろう。嘘偽りのないありのままで魂を込めていることかな。いずれにせよ、真心には嵐を鎮めるような静けさがそこにあるね。慌ただしく過ぎていく日々の些細な事柄一つ一つに真心を込めて丁寧に生きることが出来たら、とても穏やかな時が流れるね。ノイズはたくさんあって、あーでもない、こーでもないといつもかき乱すいろんなことがそばにあるけれど、あなたの心のまま、そのままに向かい合えば一瞬にして静寂が訪れる。もうそれ以上の何かは必要ないね。
攪乱要因
そうありたいと思っているのにも関わらず、静寂なエネルギーの流れをかき乱すことばかりが起こるね。その波は、穏やかだった心にもさざなみを立てる。けれども、それは自然なことだね。その波を騒がず真心を込めてそのまま眺めていよう。波はいずれにせよやがて収まることを知っているから、あなたは慌てなくてもいいね。いつもはあなたまで慌ててしまうから波が一向に収まらないんだよ。言わば共振してしまうからノイズに巻き込まれてしまう。日常はいつも穏やかではないから、幾度となく波に共振しておどおどし続けてしまうけれど、そんな時こそ、真心をこめて淡々と丁寧にいつものことに取りかかればいいだけだね。
静かな湖畔
波一つない時は美しい水面に全てが映る。そんな瞬間が訪れるね。まさに水鏡ってやつだね。それをじっと眺めているとそれが水面なのか鏡なのかわからなくなる。そこにさざなみが起こることすら忘れてしまう。だからそれが水面であることを確かめるように、波が立つ。波がたつのが悪いわけじゃなくて自然なこと。良き心でもなく悪しき心でもなくそんな枠組みさえもない。それはマインドが損得勘定で見ているからそうなるだけだね。心の水面にあなたは何を見ているのかな。じっと見つめているあなたがそこに映って見えているかな。それがあなたのありのままの姿だよ。