デジタルリテラシー
デジタルリテラシーというのはなんなのか。
言葉をうまく使うのは難しいが、結局PCからスマホが主流になって誰もが簡単に操作できるようになったとはいえ、その機能をすべて理解して使いこなせるかどうかとなるとかなり微妙である。
使い慣れたアプリであっても日々バージョンアップしていくわけで、機能が追加されたりUIが変更になったりといつもの操作がずっと出来るとは限らない。
そのたびに自分の知識や技量をアップデートしていく必要があるわけであるが、そこまで追いかける労力というのは特に得意でもない限り誰もが持っているわけではない。
しかも定期的に基本OSもアップデートしていくのが世の常で、その際に大幅に機能が追加されたりすることも珍しくない。
もちろん身近な人に教えてもらうというのが一番の解決方法であるが、その身近な人がいなければどうするのか。
自ら操作方法をネットで調べて使いこなしていくというスキルが必須になってくる。
それができないといわゆる「情弱」と言われ、ややもすれば軽蔑の対象となり下がるわけである。
デジタルに触れて生きてきたわけではあるが、これまでのかけた時間的コストを考えると、本当に人々は便利になってきたのか。
ふとした瞬間にそんな疑問が頭をよぎるわけである。
とかくこの世は住みにくい。