オセロ
どんでん返し
オセロの面白さは先を読むこと。将棋とか囲碁なんかもそうかな。目先の結果ばかり追っていると、最後に大逆転されてしまうことがあるよね。それはもしかしてすべてのことに通じる何かかもしれないね。すぐに解決策を見つけることが良いことと教えられてきたから、常に即効性の正解を求め続けている。その結果が最後に大逆転されてしまうってわけだね。原因があって結果があるという考え方に慣れてしまうと解決方法を探し当てるスピードが重要視されてしまう。でも問題を根本的に解決する方法は、実はいくらでもあるね。
先の先
エジソンやフォートの例なんかは有名だけど、エジソンは電球を発明して電球を売ろうとは考えてなかったようだね。そんなことよりも電球が普及すれば電力が必要になる。だから電力会社が必要だと考えていた。先の先だね。フォードは早い馬車の需要を見て、目的地に早く到着したいのならと自動車を量産した。これも先の先だね。要するに、何が目的なのか、どうなりたいのかをいつも考えているからこそ、周りの人より一歩先が彼らには見えていたわけだね。
無用の用
時間がない、お金がない、有名でないなどと嘆いてみても何も変わらない。それならば今何ができて、それは何につながるのかを体験している方がせっかくの「ない」状態を楽しめないね。「ない」ことは不幸なことではなくて、絶好のチャンスなんだよ。「ない」ことが悪いことと刷り込まれたのは学校だね。そしてそれが会社にも当たり前のように広まっているね。「持たざる者」なんていう良い方をするけれど、「持っている」人ほど可能性のトレードオフになっているんだよ。「ない」からこそ見える景色が確実にあるんだよ。そういう視点の練習をすると楽しいよ。固定概念や常識を疑う力っておそらくかなり弱っていることに気づくよ。それは新しい着想が求められたときに痛感するんじゃないかな。それを奪い続けた原因や結果などというロジックだけでなく、たまには何もしない「ない」状態を持つようにした方がいいね。