色々

日々

わたし色

気がつけば個性豊かな人たちに囲まれて今があるね。古くからの親友もどうしてこうも性格が違うやつを選んだのかと自問自答したりする。縁があって今も付き合いがあるが、だからといってずっと一緒にいるわけでもなく、おそらくは一緒にいれば喧嘩になること間違いなしだと感じている。そんな関係性なのに、だからと言って二度と会うものか、と思うわけでもなく、ごくたまに会うことを楽しみにしているね。まさに付かず離れずだけれどそれぐらいの距離感がちょうどいいと思っている。何か困ったことがあったら全力で力になろうと思うけれど、それ以外は特に関心もなかったりする。

あなた色

そんなあなたはお節介もいいところ。あとは仲間意識も強すぎて、それ以外を排除しようとする傾向が強い。そういうところはあまり好きではない。今の言葉で言えばローカルヤンキーという区分に属するかな。家族や友を大切にして、地域を大切にしている。そんな姿勢に憧れる部分はあるけれど、どうやら私にはできそうにもない。情にもろくて、すぐに感情的に行動するから、周りからは情緒がやや不安定に見える。そんなあなたはいつも仲間や親友に対しては最大限の愛を注ごうとしている。無条件の愛に近い姿勢だね。もちろんそこに打算はあるのかもしれないけれど、とにかくそのときは全力で助けてくれるので、そうならないように気をつけてはいるよ。

五色

色は形を表している。違う性格だから境界線がはっきりとわかるのは確かだね。赤色と緑色とか青色なら赤色とか明らかに違う色だから境界線が明確になるね。でも色はあくまでもずっと一緒ではないね。塗料で色がついているものは経年劣化で色褪せてくるし、太陽の光が当たらないと本来の色とは違う色に変化する。色はそのものが持っている絶対的な波長のように見えるけれど、実はその反射を見ているので刻々と変化しているね。ある日夕方近く、近所の河川敷を二人で歩いていたら、あなたもわたしも夕日に染まって一瞬同じ色になったのを見たんだ。今思えば、たぶんその時から親友と呼ばれる関係が始まったのかな。