夢のマイホーム

日々

信じるものは救われる

そもそも願望成就とかバカバカしくて誰がこんなこと考えたのかなとふと思ったりする。ま、そういうことを言うと怪訝な顔されて相手にされなくなるので言わないけれどね。願いが叶う世界にいるとして、わざわざ「お金持ちになりたい」って願うことは、何かの戯れだろうね、きっと。お金持ちという状態を願っているということは、今はその状態ではないということが叶っているね。だってお金持ちはお金持ちになりたいと願うことはできないから、まずはお金持ちじゃないという状況にならないと、お金持ちになりたいという願いを叶えることはできないからね。さらになぜそんなにお金持ちになりたいのかというと、理想の暮らしをしたいからと言う。理想の暮らしに憧れるのは、それが幸せだと思うからだって。夢のマイホームとか本気で欲しいと思っているんだろうけれど、それは借金すれば叶う比較的かんたんなことだろうけれどね。

神社仏閣

神社仏閣を恭しく奉るのも馬鹿らしい。金持ちの道楽と権力を誇示する象徴であって、さらには民衆からの搾取で生まれた建造物に対してそれほど思い入れが大きくなるのがわからない。建造物として立派で興味はなくはないけれど、一礼をするなら六本木ヒルズにもスカイツリーにもする必要があるね。まぁ、これもあんまり言うと孤立するだろうから心の中にとどめているけれどね。テレビで有名人やタレントのお金持ちの豪邸訪問みたいなものかなと思っている。珍しい造りになっていたり、やたら大きかったり、建物にお金がかかっていたりというエンターテイメントだね。個人的にはあれを見て憧れる人がいるのが信じられないけれどね。見ていて思うのは、冷暖房が大変とか光熱費が大変とか、掃除が大変だし一人で住むとどこの窓を開けたか締めたかわからないだろうなぁ、という感想でしかない。まして庭とか虫が湧いたり手入れするのにも人手がかかって大変そう、ぐらいに思っている。

サザエさん

マイホームがいいか賃貸がいいかとか今だにトピックになっているけれど、その根底にあるのがやっぱり損得なんだよね。所有制度はすでに古ぼけている。それは身近な空き家の数を数えてみればすぐにわかるね。賃貸は高齢者には貸してくれなくなるとか脅すけれど、そもそも一人ぼっちになるんだったらそれほど大きなスペースはいらない。家という建造物そのものもぶっちゃけいらないと思っているけれど、これも言わないようにしているよ。大きなマイホームは家族に合わせて注文建築するんだろうけれど、家族はずっとそこにいるわけではないことはみんな知っているね。そもそもマイホームっていうキャッチコピーがよくできた欲望加速装置として機能したとは思うよ。サザエさん一家は誰もいなくならないし子どもたちの成長も止まっているね。時間が止まっていないとあの世界はすぐさま崩壊してしまうからね。そうして何十年も理想の暮らしのお手本となって今に至るわけだね。多くの人に夢を与えてきたといえばまさにそのとおりだと思うけれどね。