エゴはレゴ
レゴブロック
レゴブロックはなんでも作られるね。一つ一つはなんてことない部品なんだけれど、その組み合わせで無限のものを形作る可能性を秘めている。それがレゴの魅力のようだね。それはレゴブロックをじっと見ていても何にも思いつかない。それはあくまでも小さなブロックでしかない。どこまでよく観察しても単純な形をした部品のようなもの。でもこれを組み合わせると、びっくりするようなものが出来上がるね。それは世界に一つ何かが生まれた瞬間でもあるんだよ。そうやって組み合わせでさっきまでの単なるブロックが全く違うものに見えている。
一部が全部
壮大なブロックもバラバラにしたら、さっきまで見ていたブロックに戻る。それらを組み合わせるとさまざまな作品になる。そういう組みあがったりバラバラになったりをずっと繰り返しているのがあなたの世界だね。こんな小さな部品を見て、どうやったらそんな作品ができるのか全く思いつかない。けれど見える人には全く違う可能性を見つけている。だからまるでマジックのようにあなたは感じている。けれどあなたの世界は他の人から見て、きっとミラクルの連続だと思うよ。バラバラになったブロックをいくら観察してもその組み合わせが無限にあるから、誰にも思いつかないことなんだね。
ルールはあなた
小さな部品をどう組み上げていくかというルールはないね。そのルールを決めるのもあなた次第ってことだよ。ないからこそ作ったり壊したりも自由自在なんだ。あなたの世界の小さなレゴブロックはなんだろう。それは言葉かもしれないね。言葉の組み合わせであなたの世界はできていて、その組み替えの可能性は無限大にあるんだけれど、レゴブロックもそうであるようにくっつける方向なんかは一部決まっていたりするね。言葉も自由に繋ぎ合わせることはできるんだけれど、だからと言って自由すぎると解読が難しくなったりする。だからある法則に自然と収まるんだけれど、それでできた小さな部品を最後にどんなふうに組み上げるかまでは決まりはないね。もし今のあなたの世界が気に入らないところがあるなら、そこはバラバラにして組み直すといいね。元は小さなブロックだったってことを忘れないことがそのきっかけになる。とっても悩ましい部分を見て絶望するんではなくて、ほら、簡単にバラバラに外れるんだよ。びっくりした?