意味調べ

日々

意味がある、がない

意味とは概念とか考え方であって実存しないね。だから「意味ないじゃん」っていう言葉はとても深いと思うよ。価値がないとかも同じような意味だね。意味そのものが内容を意味する、なんてなんだか回文みたいになってくるね。何気なく使っている言葉だけれども、こうして一つ取り出して、まさに意味を持たせずにそのまま捉えようとするとき、実はそれ自体が実存しないことがわかったりするね。存在に意味があると思い、人生には価値があると思い、仕事には意味があると思い、こうなるのも何か意味があるなんて、実は常に意味を探し続けている。けれど、どれもこれもあなたが意味という世界を創生しているということにたどり着いてしまうね。

ただ視る

だから私情を挟まず、客観的にとか、ただ視る、ということも実存しない。え?と思うなら、なんの意味をもたせずそのまま見ているものを探してみよう。見つかったかな?ひたすら「視る」なんてほとんどしていないのに気が付くことに意味がある、なんて言うと意味はやっぱりそこにあるように感じているけれど、その意味はどこまでもあなたが決めているのであって、どこかに転がっているものではないね。だから実は「ただ視る」ことなんて1ミリもしてないからこそ、ありのまま、そのまんまでいることを悟りと語り継がれてきたというわけだね。何かをしようとしなくなるのが達観だとか悟りだとかも、結局はそういう方向を指さしているんだろうね。

ずっと夢中

あなたが見ているその現実は、すべてあなたが生み出した意味という部品で組み上がっている。だから、意味の世界だとも言えるね。そして意味は実存せずあなたの中にある概念でしかない。ということは、現実と思い込んでいるだけで、あなたはずっと目を閉じたまま過ごしているのと同じことになるね。もしかしたら一度も目覚めていないかもしれない。仮にそうであってもなんら問題はないね。その夢の中で好きなことをやればいい。その不安も不幸もすべては意味はないし実存もしない。ありもしないことをずっと見ているつもりになっているだけのことなんだからね。