はじめの第一歩

日々

言われた通り

新しいことを学ぶ時には、最初は言われた通りにすることが多いね。よく知らないことを探究するとしても、ガイドとか手がかりがあった方がとっかかりやすいね。だから学ぶという言葉の語源がマネるといわれているぐらい。一般的には基本が大切だからまずは型から覚えて行ったりするね。そうして一通りのマネが上手になってから本格的なスタートラインにつくわけだね。そこから先はあなたの世界だね。なんだか急激に難しくなったりするのは、本来の学びに触れて、どうしていいかわからなくて戸惑うからだね。

自由空間

あなたはもう一人でどこへでも行く基本性能を得たね。まるで砂漠の真ん中にポツンと一人降り立ったようなもの。どこへ向かうか、どっちに進むのか、決めるのはすべてあなたに任されている。そこがいわゆるスタートラインと呼ばれている場所だよ。慣れないうちはしばらくはそこに留まっていてもいいね。必ずどこかへ行かなければいけないという制約すらないからね。こっちに行けば何かあるのかなとなんの根拠もなく感じたなら、あとは最初のだ一歩を踏み出せるかどうかだね。その一歩を勇気というんだね。

何もしない

言われた通りしている時がよかったと多くの人は思う。その方が楽ちんだったからね。一から十まで手取り足取り教えてくれるなんて最高の贅沢だったんだと後で気がつくことが多い。だからといってそればっかりやっているのも学んでいる気がするだけで、思考停止状態になってしまっている。今は指示がないと動けない人が多くなってしまっているのもそれが原因かもしれないね。誰かの指図は受けたくないのに、誰かに指示してもらわないと動けないという状況は、ロボットよりもタチが悪くなってしまっている。だからできることは言語活動が中心となってしまう。他人を批判したり不平不満を言ったりすることばかりになって、自分では一歩も踏み出せない場所にずっといるね。言葉も大切だけど、そろそろ最初の第一歩を踏み出してみてはいかがかな。