まぐれ
ホームラン
ホームランを打ちたければまずは打席に立たないと打てないね。ホールインワンを打ってみたいならこれもゴルフ場にいないとダメだね。それはどんなことにも当てはまるね。合格したいならまずはそのテストを受けないと話が始まらない。お金持ちになりたいのなら、まず小銭を使わないとなれないね。幸せになりたいならまずは生きていないとね。もちろん、失敗したらどうするんだ、と思っているだろうけれど、成功も失敗もその場所にいないと体験できないことだね。だけど、あれこれと妄想してその夢の中で満足できるならそれもありだね。でも妄想の世界ではなく、あなたの世界で何かを起こすにはそこにいることが最初の第一歩なんだよね。
体験と経験
昔話に花を咲かせるようになると年寄りだと言われるね。それは体験を語るからそうなるね。体験はその人しかわからないことが含まれているから、必ずしも共感できるものとは限らないね。だからといって体験は取るに足りない個人的な感想ではなくて、実際に自ら行動したことによるものであれば、当人にとってはかけがえのないものだね。その体験を繰り返すことで経験になる。その経験値がレベルアップしていくことで他人にも共感できるものへと変化していくわけだね。だから経験を増やそうとすると空回りすることが多い。ややもすれば知識ばっかりに偏りがちになってしまうから、体験を増やそうとする方がいいね。たまたま巡り合ったものに対して、とりあえずやってみること。それが体験を積み重ねとなっていずれ経験値となって共感できる知恵となる。
まぐれあたり
運も実力のうちとはよく言ったもので、たまたま巡り合ったものしか体験できないんだよ。知識を手に入れることも大切だけれど弊害があるね。体験もせずに知識による擬似経験値がレベルアップするから、たまたま同じことに出会ったとしてもとりあえずやってみることを選ばないことが多くなってしまう。すると、体験数が減って経験値が積み上がらないね。物知りで優秀だけれどそれほど共感できないパターンはほとんどこれだね。失敗の数が少なく成功パターンを知っているからあらゆることに対して批判家となって煙たがられる存在になりがちだね。失敗の数が体験の数だから、あれこれ理屈を知りつつもたまたま巡り合ったそれをとりあえずやってみること。理屈を知っているなら成功パターンでやればいいだけの話だね。失敗するとわかっていたとしても本当にそうなのか確かめる意味でやってみればいい。それもたまたままぐれで大成功するかもしれないから人生は面白いね。