何より失敗しよう
失敗は成功の元
失敗を恐れてできれば穏便に過ごしたいと思っているね。失敗は悪いことと植え付けられたのはいつだろう。それはきっと学校で教えられたのかもしれない。失敗は恥なことで人に迷惑をかけてしまうから悪いこと。できるだけ避けなければならないと教わったと思っている。でも明確に教科書に書いてあったわけではないしテストにそのように回答したこともないだろう。でも、なぜか誰もが失敗は良くないことと信じて疑わない。逆に成功は良いことで誇るべきことだと思っているね。できればいつかあなたも成功したいと願っている。けれど成功するのと失敗するのと本質的に何が違うというのだろうね。
行動には失敗がつきもの
失敗は目論んでいたことがうまく行かなくて頓挫すること。そしてそれは悪い評判が立つことでもある。さらには多くの人に迷惑をかけてしまうから失敗は悪いこと。そう信じている。でも行動をすればすべてが首尾よく行くわけがないね。あなたが得意なスポーツでさえ、ミスはつきものだね。むしろミスをしたあとにどうするかが上手だとスポーツが楽しくなるし、一目置かれるプレイヤーとして尊重されたりするね。三振するのを恐れるがあまりバッターボックスに立たないまま野球をしたところで、それは果たして野球をしているといえるのかな。アウトになりたくないからといってピッチャーが投球をいつまでも拒むのと変わらないね。それはもはやスポーツではない。
成功は失敗
ただ一つのミスもなく、一度のアウトもなく野球をすることができないように、失敗やアウトはそれ自体を楽しむものとしてできているね。それなのに人生においては失敗は許されないことになっている。おかしな話だね。人生を楽しむために必要なことの一つが許されていないと思いこんでいる。失敗と思っていることは実は失敗でもなんでもないことが多いね。失敗は行動した結果であり成功するための必要条件でもある。道を間違えたからといって歩くのをやめる人はいないはずだね。歩くことを楽しむためには、方角や曲がり角なんていうのは組み合わせが全く自由だね。そもそも失敗は失敗なのかな。失敗は成功の兆しでしかないはずだね。そう思うと失敗は悪いものではないよ。