楽しんでる?

日々

幸せの貯金

幸せは今感じることができるものなので、残念ながら貯めることはできない。なのに貯めることができるという風に誤解が生まれたのは、たぶんお金と幸せが似たようなものとしてグループ化されたのかもしれないね。今の幸せはどちらかというと一時的な快楽として蔑まれる傾向にあるから、将来のためとか夢のためとか、計画性とかが重視されて、今を楽しんでます、なんていうと軽蔑されてしまうね。それなのに幸せは今しかないから、今を楽しみなさいなんて言うと、一時的な快楽におぼれさせている、なんて思われているのかもしれない。はてさて、あなたはどう思うかな。

アリとキリギリス

似たような寓話としてよく取り上げられるのが、アリとキリギリスだけれど、アリのように将来に備えてコツコツと働いて蓄えを持つべきであって、キリギリスのように快楽主義で生きてはいけないというものだね。だから、将来何があるかわからない大転換期を迎えた世の中ではやっぱりアリのように備えて生きるのが良いとされている。確かに有事の際にはそれがいいかもしれないね。でも来るか来ないかわからないというリスクに備えるためにすべてを先送りする生き方はとても推奨されるようなものではない。まぁ、このような話の場合はわかりやすくするために極端に表現しているから話半分だね。アリも今を楽しみながら余った分だけ備えのために残しているのであれば全く今を楽しんでいるね。キリギリスはさらに楽しんでいるように見えるけれど、将来のことをを一瞬でも不安に思ったとしたら、それは今を楽しんではいないとも言える。現実的な落とし所はそういうあたりになるかな。

惑わされない

今を楽しむといえば刹那的な快楽を求める生き方と捉えてしまうのはやめたほうが良いね。あなたがそう思っているなら必ずそうなる。今を楽しみつつ夢を持って未来も楽しむ生き方ならベストだね。夢はなんですか?と聞かれて即答できるということは、常にそれを楽しみに生きているわけだから、今も楽しいはずだね。夢なんて一銭にもならないこと。まだそんな戯言を言っているのか、なんて言う人の幸せは銭に取って代わっているんだろうね。銭まみれて一生やりくりする生き様になる。夢があるならそれに向かっている今は何はともあれ楽しいはずだし、夢がないなら今楽しいことを見つければいいね。だから今を楽しめるということは、結局将来のリスクヘッジにもなっているというわけだね。だから今を楽しめない状態が2,3日続いているとしたら要チェックなんだよ。