どうにかしない
どうにもならない
いつもあなたは、問題を生み出してどうにかしないといけないと謎解きを始めて楽しんでいるね。今なら医療崩壊や感染力の強い新型の風邪をどうにかしないといけないと思っている。連日ニュースでは感染者をカウントして昨日より今日が多かった、少なかったとずっと騒ぎ立てている。テレビなんかではテロップでわざわざ数字をどーんと画面に出してアピールしているね。それを見て、ああ、こりゃ大変だ、どうにかしないとと思って見ている。それでどうするべきかをテレビは教えてくれているね。外出禁止とか飲食禁止とか。まぁ食べないと死んでしまうので、生きるのに直接必要ないとされるお酒を飲むのは罪のようになってきている。どうにかしないといけないと煽り立てられて、あなたの苦悩の種がまた一つ増えているのではないかな。
戦わないこと
おそらく全体主義というか機運と言うか民衆操作というか、なんというべきか適切な言葉が見当たらないけれど、人間という動物の本能を刺激する方法としては仮想敵に対して一致団結して戦うなんていうシナリオは常套手段なんだろうね。欲しがりません、勝つまでは、なんていうスローガンを戦後の子どもたちは教科書で見てバカにしていた。けれど、それと全く同じことが現代のテレビニュースで流れている。医療崩壊を防ぐための施策は全く手を打たず、見えない敵に打ち勝つことばかり喧伝しているのは、かつての戦時下ととても良く似ている気がするね。その新型の風邪ウィルスは本当に戦うべき敵なのだろうか。戦わずして勝つ、という戦法はないものなのか。
思考実験
未知のウィルスには罹患しない方がいいのは最善策だね。でもウィルスもそれでは絶滅するので変異する。それはごく普通に起こっていること。ウィルスを生命と呼ぶのかどうかは専門家に任せるとして、ウィルスもある意味必死だよね。そこで戦うという選択肢がある。根絶するには社会活動を止める必要があると判明したときは、作戦Bも考えるよね。共存とかではなく、アフターコロナとかでもなく、普通の風邪やインフルエンザと同じように不即不離というか戦い方を変えるという戦術をすでに知っているはずだね。風邪は確かに万病の元だけれど、風邪がきっかけで命を落とすこともあるけれど、それを絶対的に悪だと見立てるならばずっと前から医療は崩壊しているはずだね。自動車は便利だけれど環境負荷が大きいし、事故をすれば命に関わるのと同じ。うまくつきあう方法をすでに知っているのに、わざとそうしないのはどうしてだろうね。不要不急の外出制限なんて、自動車に乗ると交通事故の確率が上がるのでやめてください、と同じロジックなんだけれどね。