嘘と夢
見つけたら対応する
何も見つけてもないのに、何かを心配することは杞憂というね。だから普段から疑心暗鬼にならないほうが良いってことだね。知らぬが仏って言うように、知らないことはこの世にないってこと。ないことをあることにするのは、他の誰でもなくあなただね。だから何か問題を生み出しているのはいつもあなたっていうわけ。そんなことにないとあなたは思っているね。だって厄介事や災いごとはいつも外からやってくるように見えているから。でも考えてみれば、今でもおそらく世界では数え切れないほどの問題事が起きているだろうし、そのうちのいくつかは明日のニュースで知ることになるだろう。でも、今あなたは目の前の対応で精一杯だね。それでいいと思うよ。見つけたらできることを素早く手当する。それがあなたに課せられた使命だからね。
オーバースペックな脳
人は脳が発達しているせいか、ないことも考えることができるし、ないことを空想してあることにする力も持っている。それが社会とか共同体とか生命とかいろんな観念体系を自在に操っているね。嘘といえば良いイメージの言葉ではないけれど、夢といえばなぜかとても良いイメージを生み出すことができるね。どっちもありもしないことを言っているんだけれどね。夢を語る人には憧れ、嘘を付く人は馬鹿にする。そんな処理能力に余裕がある脳を持つから、共同体や社会を生み出すことができたわけだ。だから、嘘も方便という言葉の通り、嘘は全くの悪者でもなかったわけだね。
未来予測
占いを信じるも信じないもあなた次第だね。当たるも八卦当たらぬも八卦だ。ということは冷たく言い換えると夢がある嘘ってわけだね。嘘でも夢がそこに含まれていると占いという言葉に変わる。未来予測やこうしたらよかったかもと悔やむことができるのも、嘘という幻想を共同で感じることができる能力のおかげだね。生きているだけで幸せを感じるようにできているのに、その基本的な感覚は脳が進化することによって感じにくくなってしまっている。だからより強い刺激が必要なんだけれど、本来たまにしか使われない回路なので、恒常的な回路には置き換わらない。だから大体は緊急ショートカット回路みたいな状態なので何度やっても定着しないわけだね。生まれつき持っている幸せを感じる回路は錆びついてしまうのはそのせいなんだよ。だからそもそも嘘でできた社会で、その嘘を上手に扱って幸せを感じて生きることを夢があるって呼んでいるわけだね。さて、あなたはどんな嘘をついてますか?