動きを止めるな!

日々

アウトプット

五感から入力した様々な情報をあなたは脳という部分で計算して、それを筋肉に出力することで表情を作ったり、声を出したり、歩いたり、汗をかいたりする。これを毎日何回も繰り返しているわけだね。インプットばかりしてアウトプットしないと何も起こらないのはそのせいだね。アウトプットができないと1ミリも動けないというわけだ。要するにいまやろうとしているところだったという思いだけがいっぱいになっているわけ。これは思考、すなわち計算しただけで終わっている状態だね。先人はそういった状態を防ぐために文武両道とか知行合一とか言ったわけだ。これはインプットとアウトプットがセットでないといけないという戒めを伝えているね。現代ではこれを生涯学習とか呼んだりしている。アウトプットが大切だというのは、インプットばかりに偏って、脳で計算した時点でわかったつもりになってしまい、アウトプット、つまり筋肉に出力するすることを省略する傾向が強いからだね。

効率性と合理性

現代は無駄を嫌う社会であるので、インプットとアウトプットを繰り返して生涯学習しないとルールやアルゴリズムを理解できないのはムダになる。だからいかに省略して効率よく学ぶことができるかを追求する。できるだけ感覚を使わず、そして筋肉に出力せずに学ぼうとする。先のように筋肉に出力することをしないと、それは学びにならない。話したり、書いたり、キーボードを叩いて文章にしたり、イラストにしたりすることがないと学びではなくて、単なる知識となる。知識はプログラムでいうところの関数であって、実際のプログラムに組み込まないと使いようがないね。まさに「身につく」という表現は奥が深くて、身につくためには何らかの筋肉にアウトプットしないと完結しないことを表している。最高の効率を求めるならば、生まれた瞬間老人になって死ぬのが一番だよね。まさかそれに合意する人はいないと思うんだけれど、どうなのかな。

学ばせない罠

失敗は恥ずかしいとか、見込みの少ない夢を追いかけるなとか、社会人としてだとか、結婚しないといけないとか、家を買わないと一人前じゃないとか、いろんな価値観を押し付けてくる。それであなたはとても心を病んだりしているならば、そんなものは笑い飛ばしてスルーしよう。そうは言っても大概の人はそれができずに悩んでいるし、それらの多勢だと思っている人は、さらにマイノリティーと思われているあなたを攻撃してくるかもしれない。ヒトは本能で集団から孤独になると不安になる能力があるんだけれど、それを巧みに操ってあなたを支配しようとしているだけなんだよ。それも当人も無自覚に、おそらくはおせっかいで良かれと思って言っていることが多いね。そんなときに学ぶということを思い出してみてほしいね。感覚からインプットして脳で計算し、筋肉を動かすことで学びは成立する。そうすることで脳で処理する部分が鍛えられて、脳で計算したあとのアウトプットの幅が増えるんだよ。なのに、世間の気になるそれらのマジョリティは、インプットでオーバーフローさせてあなたの脳のプログラムを破壊してアウトプットできなくするようにハッキングしてくるね。インプットを笑い飛ばしてスルーするには、とにかくアウトプットである筋肉を動かすことがあなたの脳が乗っ取られない唯一の方法なんだよ。だから立ち止まらず動き続けよう。