生きてる?
食うために
相変わらずいつも忙しくしているのかな。仕事が生きがいで仕事にすべてをかけてそれなりの地位と財産を手にしたね。学生時代からの念願が叶ってよかった。おめでとう。もう毎日が充実して人生を謳歌していることと思っているよ。え?ちょっと思っていたのと違うって?まぁ、高望みすればいくらでも上があるからキリがないよ。あなたなりにやって今があるんだから、今が充実していればなんら問題はないと思うけれど、違うのかな。情熱みたいなものが消えかかっているって。どういうことだろうか。成功したからそこ体験できる燃え尽き症候群なのかな。それとも多少の謙遜が入っているだろうから、あんまり元気がなさそうに見えたけれど、おそらくは大体において楽しく暮らしているんだろう。
完全無双
仕事を丁寧に、かつ迅速で完璧にこなすのがこだわりだったね。だからあっという間にお客さんがついて今の地位に到達した。それがあなたにとってもやりがいとなって動機づけとなり、もっともっとと手間暇がかかるようになってきた。相変わらずの丁寧な仕事と完璧な処理で常連であるお客さんに絶大なる信頼関係を築いている。それそのものがあなたの財産であり、人生そのものなんだろうね。ただ、もう少し身体を労って長く続けられるように、多少は手を抜くことも必要なんじゃないかな。そんなちゃんとしている人であり続けるのはどこか犠牲を伴うからね。幼い頃の完璧主義みたいなのは一体誰から教わるのだろうね。動物である以上、完璧であってちゃんとしている存在ではないんだから。真面目に働くことは上手になっても、楽しく生きることは誰にも習ってないからわからないままなのかな。
散歩
近くを散策したり、風に吹かれて木陰で休んだり、とにかく仕事をやめて外に出て散歩でもするといいと思うよ。いつも仕事のことばかりで頭は乗っ取られてしまっているようでは、生きることを忘れてしまうからね。生きるというのはいい加減なことを真正面に見つめるということ。そもそも完璧な存在なんて一つもないこの世だからこそ、あなたを苛立たせることばかりが身の回りに集まってくるね。あなたから見ればすべてがムダで使えないものばかり。そんな風に見えているのなら、あなたは生きるということを忘れてしまっているよ。そして使えないムダなものたちは、あなたのためにそこにいてくれているのだからね。ほら、たまには仕事なんて忘れて生きることを思い出してみようよ。