プログラマー

日々

宇宙

地球も宇宙もあなたが生み出したものといったらぎょっとするかな。あなたは地球のどこかにいて、その地球は宇宙のどこかにあることになっているね。そして観測すればやっぱりそうなっている。最近は丸い地球なんて信じられなくて、実は地の果てがあるんじゃないかと再び信じ始めることもあるみたい。実感としてはそうだね。丸い地球は映像でしか見たことがないね。実際に宇宙に飛び立って地球を離れて見られるのは宇宙飛行士という選りすぐりのほんの一部の人だけだね。ということは、ぼんやりと感じるのは宇宙以上の外側のなにかについては、プログラミングされていない世界に生きている。ゲームで言うと、FPSで撃ち合いして敵を倒す世界でも地平線があり空が描かれているけれども、それ以上の描画データは省略された世界ということだね。そして主人公が見えている世界がモニターに描かれているという点で、その主人公はゲームの世界にいるようで、操っているのはあなただね。ということはあなたがその主人公でもあるけれど、あくまで撃たれているキャラはゲームの世界にしかいないし、そこで怪我したり回復したりしている。

思考の範囲

データがそれ以上ないということは、無を意味するのか。それとも空を意味するのか。そういうことをあなたは考えたりすることができる。もうそれが答えだね。無と空はプログラミングされているということだよ。そこまではすでに知っている世界だということ。知っているということは、予め製作者の想定ということだね。でもそれ以上は考えても意味がない。意味がないとういことはそれ以上は予めプログラミングされていないということ。そういう世界があなたの前に広がっている。答えや真実を探して、そうかこれだったんだ!と思っているすべてのことは予め設定されていることに過ぎないということ。だからそこに囚われてしまうと、それが設定されていること自体に気がつかないということになっているね。

あなたの世界

だからあなたの世界はあなたしか見えていないし、あなたの世界はプログラミングされて大方動作するところまでできている。その中で主人公は冒険をして、いろんな仲間とスキルを手に入れて次の街へ出かけている。そして謎が色々と解けて物語が進んでいく。最後はハッピーエンドだと信じていても、どうしても倒せないラスボスに手こずっていて装備やスキルを強化するために一旦ストーリーを戻したりしている。そのどれもが正解はこれ、ということになっている。なるほどと思ってそれをあなたはモニターごしに見ているね。先人が真理といったのはそういうことだね。眼球から見える世界をあなたは生きていることになっている。そしてその中であなたが現実と思っている世界で様々なイベントが発生して、少しずつ解決したりできなかったりを繰り返している。やった、これが正解だ!と見つけて喜んだり、見つからずがっかりしたりしながら、ものの見方も大きく変化しているね。あなたが人生だと思っていることは予めプログラミングされているとしたら、そのプログラムは誰が書いたのだろうね。