倹約ママ
セール品
バーゲンとかセールとか心待ちにしているのかな。特別価格とか半額とかそういう言葉に敏感になっている。それは生まれ持ってそんな能力があったわけではなくて、生活の中で身につけた知恵だね。少しでも安く買えるように毎日創意工夫をして過ごしている。節約家とか倹約家とか言われて世間では賢いお金の使い方ができると褒められるね。コンビニで気にせず卵なんかを買っている疲れたサラリーマンなんて、倹約とか節約とか全くわかってないし、おそらくその場で発行されるクーポンなんかも全く使わず、レシートと一緒にそのままゴミ箱行きが多いね。一方あなたといえば今日も大変だった。スーパーを3件も回ってきたから大分お得にお目当ての必需品を買ってこられたね。そんなあなたは少し疲れたから、自らの才能と行動力で勝ち取ったこと大満足して、そのご褒美で半額で買ってきた甘いドーナツをブラックコーヒーと一緒に愉しんでいるね。至福なひとときだね。
無駄遣い
ポイントやらクーポンやらを集めて最安値で手に入れる方法を知り尽くしているあなたにとって、安く買うことはむしろ当たり前だね。だから、倍の値段もするコンビニの牛乳や卵は買う気が全くしない。むしろそれは買うものではないとさえ思っている。緊急で必要な場合も見当たらないので、なければないで別の料理なりなんなりで凌ぐことができ、明日のスーパーのセールでは卵は98円って知っている。そんなあなたがわざわざ248円の卵をコンビニで買うわけがないね。でもその差額は家が買えるぐらいの利得とはならないよ。何を言ってるの?スーパーのセールで卵を買えば、お一人様2個まで買えるんだから、コンビニで卵を買うなんてセールで2パック買ってもお釣りが来るぐらいとんでもなく高いんだから。あれを買う人ってどんな神経しているのだろうと真剣に悩んでいるね。
お金を払える幸せ
お金の主体は交換価値だね。大きく言えば日本というスーパーのクーポン券みたいなもの。日本でしか原則使えないはずなんだけれど、海外でも買ってくれる投資家がいるので、そのままは使えないけれど売る人、買う人のいい値で価格が決まるね。社会の授業でならった変動為替相場制という交換の仕方になっている。円高ドル安とか円安ドル高とかニュースで流れるのはそういう値動きだね。それはともかく、お金なんて必要なときに手元にあることが一番の価値であり、幸せだね。急な出費でも、なんとか支払えたら胸をなでおろす。でも、そうやって節約、倹約を心がけて生活をしていると、急な出費をできるだけ少なくしようとする。その結果、とても不便になったりして我慢の時間が長くなる傾向にあるね。それでも「死にはしない」とか言われて我慢するのが当たり前の時代もあった。今は時間をお金で買う時代。倹約するということは命を削るという意味と似通ってくるので、節約しすぎも注意だね。