またか!
あなたのために
いろんな災いごと、厄介事、雑用、その他不本意な出来事があなたをいつも苦しめているね。もう、なんであなたばっかりなんだよとぼやきながらも目の前のことを一つずつ片付けている。それでいいんだよ。それをやるためにあなたはここにいるといってもいいね。いやいや、もっと楽ちんに楽しく生きたいのにと思っているよね。でも、本当に何もなくなったらあなたはどう感じるだろうか。なんだかんだ言ってあなたの目の前にはあなたが手に負えることしか起こらない。それは奇跡に近いね。いやいやたまにはもうお手上げでどうにもならないことが起こっているとあなたは言うけれど、それでもなんとか受け流したりやり過ごしたりして今ここにいるよね。それ以上の成功はないと思うよ。
担当制
世界では様々なことを引き受けてそれぞれで対応してくれているね。だから今があってあなたもそこにいる。おそらく日々の生活の中でさらに厳しい状況に対応している人もいれば、のんびりぼーっとして過ごしている人もいる。そしてあなたは日常の悩みが絶えないことを憂いでいる。けれど、そのことによってたまに感謝されたりして、それはそれでやりがいのような居心地の良さを感じることもある。そうやって、たくさんの担当者がそれぞれ、今まさに同時進行で対応してくれているね。その全体像の中の一部があなたが今面倒だと思いながらも対処していることなんだよ。だからといってついついあいつの方が羨ましいと思ってしまうだろうけれど、それは唯一無二にあなたしかできないことが担当になるようにきちんと分配されているだよ。不思議なことにね。
ずるさ
だからこそ、あなたしか担当がいないということは言い換えればあなたの好きなようにしてもいいということだね。真面目に対応してもよし。適当に対応してもよし。見て見ぬ振りだってできるんだよ。それがあなただけの出来事だからこそ自由だね。いやいや、そんなことしたら周りに迷惑をかけてしまうから仕方なくやっているんだよ、とあなたは言う。だからやっているとすれば、まさにあなた以上に適任はいないね。あるいは、あえてスルーしているんだとすれば、それでなんともないとあなたが判断しているし、それで大事になっていないならばそれほど賢明な判断はやっぱりあなたしかできないね。自分が対応するように誰もが同じようにしろ、とか思った瞬間にバランスが崩れてしまう。ずるさとはあなたしか使えない唯一の魔法であって、それを他人に押し付けてはならないね。あなたはずるくていいけれど、それを他人に使ってはいけない。だって、繰り返すけれどあなたがそのことについての担当なんだからね。