いつも夢の中

日々

リンゴ

リンゴは木から落ちることになっている。こういう社会を前提にしてあなたは日々を生きているね。地球はまるくて果てはないことになっている。試したことはないけれど飛行機で飛んで行けるからおそらく一周できるんだろうね。もちろん嘘かもしれないから飛行機を運転して自ら飛んでみることがいいね。でも、あなたは実際にそれはできないことになっている。まず飛行機の免許がないからね。それに飛行機すら持ってないし、そんな財力もないからと考えつくだけでたくさんの「制約事項」があることに気づく。まるで放っておいたら本当に飛びそうだから、ちょっとした事故とかでできてしまっては困るから無理にでもできないようにしているかのようにね。なんだかおかしいと感じたかな。

飛べる

飛行機に乗れば空をひとっ飛びできることは知っている。そしてそれは現代においては不可能な夢物語ではないね。電車に乗る気軽さとまではいかなくても、多少の手続きを踏めば誰だって乗ることができる。ということは誰だって空を飛べるってわけだね。そういう状況になっているわけだ。できる、できないは制約事項であって本当はできるんだろう。なんとなくそう感じてきたかな。鳥のように空を自由に飛び回りたいと思ったら、いつの間にか飛ぶようになり、今まで行ってみたいと思っていた異国の地も夢物語ではなくて実際に訪れることができるようになっているね。次は宇宙旅行かな。これも今は鼻で笑う人が多いかもしれないけれど、そのうち月ぐらいは宇宙旅行のうちに入らないとか言い出すかもしれないね。ハネムーンって言うぐらいだから新婚旅行は月に行くカップルが増えるかもしれない、なんてね。一昔前の熱海やハワイのようにね。

夢・うつつ・幻

あなたは願えば叶うこの世界にいる。だから少し前では不可能だと思われていたことが簡単にできるように時代は進化している。強く願う夢はいつしか現実を書き換えるパワーを秘めているね。だから願えば叶うと先人は伝えている。でもそれはどうしてだろうか。逆にあなた自身はなんのパワーを持っていないね。だって机のリンゴ一つ念じて動かすことはできないし、そもそも木になっているリンゴが落ちる瞬間を見たこともない。もっと言えばあなたが見ているその指でさえ思い通りに動かせない。動かせるのであれば器用にすべての動作をコピーすることができるのにね。そんなとてもつもない不自由な制限の世界があなたが生きる世界だね。なのに、あなたの外側の世界はどんどん進歩して夢を叶えている。これは一体どういうことか。そこに気づけば大いなるヒントの扉が開くんだよ。