世界は一つ

日々

初めて

どれだけ長く生きていても、まさかそんなことが起こるのか、ということが少なくないね。おおよそ経験してきて見知った感じに思っているけれど、よくよく詳細を見てみると似て非なるものが多かったりする。経験が役に立つかというと伝家の宝刀までとは言えず、時代背景が随分変わってるのでおそらく細部は全く役に立たないことが多いね。もちろん時代がどうであれ普遍的なことに関してだけかろうじて役立つときもあるかな、ぐらいにしかない。それでも先人の残していった格言がいまだ魅力的なものが多いのは、おそらく時代背景とセットで評価しているからだね。今となってはそれと同じことをすればコンプライアンス違反、なんとかハラスメントとなってしまうことも大いに含まれているね。

生きづらい

それを眺めて行きづらい時代になって窮屈になったと嘆いている。なんでもかんでも禁止になって、その基準があなたではなく相手がどう感じたかが決定打となる仕組みだね。そうするとあなたに全くの悪気がなかったとしても、相手が不快に思ったと証言すればあなたはたちまち有罪判決をくだされることになる。ま、正確には被疑者だけどね。だからあなたは口をつむぐことが多くなる。言いたいことの半分も言えないのは今まで同じだとしても、さらに目を閉じ耳をふさぎ口を閉ざす。まるで日光の猿のようにね。もう相手があることに関しては億劫になって、あなた一人で生きることができればどんなに自由なんだろうと感じている。でも悲しいかな人間社会は一人で生きるフリをすることができるけれど、完全に一人では行きていけないぐらいに細部にわたって分業が進んでいるね。あなたはコンビニ弁当の一つも作ることができない。正確には本気だせば作ることができると思いこんでいるだけで、実際にそのコストとスピードに関しては勝つすべがないね。

グローバリズム

そういった分業の細分化が国を超えて世界にまで広がりつつあるね。もはや純国産なんて右翼の思想の如く言うことなんて不可能に近くなっている。その事実を認めるかどうかは別としてね。ことごとく海外製品を中国で組み立てて、輸入して日本製となってたりする。食料だってそうだね。国産牛とは、海外生まれの帰国子女でも少しでも長く日本で育てられたらOKだったりする。もう細かすぎてよくわらない状態だね。よくわからないからあなたが声をあげるとしたらどうなるか?それはクレームしかない。文句といちゃもんをつけるしか方法がない。先の例のように気に入らなければご自身でどうぞ、と言われても、もはや一分の勝ち目もあなたに残されていないからね。それがグローバリスム。もはや国境とか国なんて溶けてなくなるのは時間の問題で、かろうじて言語の壁がそれを阻んでいるという皮肉な状況だね。グローバリズムの時代は止められないし日本は再び鎖国する選択肢もない。さてと、今日も地球という宇宙船全部を消毒して新型の流行病を撲滅する活動を始めますかね。