寄り道が世界を変える

日々

たまには

いつも同じように行動しがちになるね。いつもの通りをいつものように歩いている。でも気になることがあれば迷うことなく寄り道をしてみよう。そうすることであなたという殻を少しだけ叩くことができるからね。そう、どうしてもルーティン化したものは脳が省力化モードになっているので、そこで余計な刺激は欲しがらない。あなたはあなたをしっかり生きているつもりでいても、実は身体はあなたの思い通りに動いてしまうとすぐにオーバーヒートしてしまうので、安全装置が常に働いているだよ。もちろん、すぐにあなたにバレると解除されてしまうのであなたが気が付かないようにこっそりと変更されているから、なかなか気が付きにくいけれどね。

入ったことのない店

そこであなたは、はっと気づく。あれ?ここにこんなお店があったかな?入ってみたことはないけれど、店構えという雰囲気といいちょっと気になる。そこで深く考えないことが大切。そこで熟考すると答えは必ず「いつもの店に行く」ということになる。それは間違いないことだし、合理的計算にしてもいつも通りの方がより精度が高く計算できるからね。それをゲームでは経験値というのかな。そういうスキルがどんどん貯まるのも脳が省力化モードにどんどん変えていってくれるからだね。もはや考えないでいいことを、今あなたは考えていることになる。だから脳に計算をさせるスキを与えないことがコツだね。直感でえいやっと店に入ることが大切。そうしないと見知らぬ土地でもない限りその店を訪れることは特別な理由がない限りはないからね。そのことは何を意味しているか。そう、あなたの地図にはその店は永遠に消し去られたということになる。

地図にない道

ナビゲーションシステムはどんどん進化していくのと同時に、自己の立ち位置という概念もどんどん進化していっている。地図上でまず自己がどこにいるか。それを認識する大前提として自己が必要だね。あなたという概念はあなたとそれ以外という明確な輪郭がないとあなたの位置を認識することができないからね。地図という概念は、あなたをより強固なあなたにしているんだよ。さらに、あなたがくっきりと世界から切り取られることで、周辺情報を整理することができる。その情報は膨大だし計算処理はかなりの量になるから、あなたの脳は地図という周辺情報をかなりデフォルメしようとする。その方が使い勝手がいいからね。そうしてデフォルメされた世界があなたが今見ている世界となるわけだ。ということは、あなたの世界をより広げていくためにはどうすればいいか、それはもうわかったね。直感で寄り道すること。こんなことにあなたの世界を大きく揺るがすヒントが隠れているんだよ。