バカになろう
あなた次第
悪い人だと思って軽蔑して接する相手は、あなたの思う通りの行動を取るようになる。あなたはやっぱりそうだったんだと再確認するね。で、あなたの読みは見事にあたって悪い人だと思っていた人はどんどん凶悪化していく。一方であなたがいい人だと思って接しているその人は、いつもあなたの予想を超えてあなたを喜ばせることをする。そうしてあなたはいい人だと思っていたことに確信を強くする。そうするとどういう世界があなたの前に広がっているかを想像してみてほしい。
利己的
そうは言ってもどうせ人っていうのは、なんだかんだ言っても自分が一番得するように行動をする生き物だと信じている。するとあなたが予想していた以上の親切は感じられくなるね。例えば自己犠牲が伴う行動をしていたって、どうせそれは人からどう見られているかを気にしているだけの行為であり、そうすることで注目を集めていかに親切で慈悲深い人物であるかをアピールしているだけだと捉えてしまうね。実は現代社会では驚くべきことに、みんな野獣で自己中ですきあらばライバルを蹴落とすことばかり考えているという他人があなたの周りを取り囲んでいる設定となっているね。ドラマや映画の中の正義と悪、人間の闇を暴くニュース、遠いところから言葉の刃で人を切り刻むSNS、あらゆるところでそうなっている。人は基本的にはどうしようもない悪魔が本性だとね。
善人
人をどう考えるかということが実はあなたの世界を決定づけている。自己啓発本やセミナーは常に誰かを蹴落とすための自然な振る舞いを教えている。学校教育でも一方で人には親切にしなさいと教え、他方では先生の指示には絶対服従だと教える。それが社会構造の予行演習となり、テストで順位付けられ成績で脅かされ友達との複雑なやり取りで地位を獲得することを叩き込まれている。そしてそれがうまく行かないようなら社会に出るまでに落ちこぼれの烙印を押されてしまうというわけだね。平和も平等もみんな仲良くもどこにもないのに、それに抗うことができにくいように仕込んであるのは、まさに権力者に従順な家畜化プログラムといえば言い過ぎなのかな。だから周りはみんな悪人だと思っていれば周りはそうなる仕組みを逆手にとって、そこから離脱して、心を込めて周りの人は善人であり、善人としてあなたが丁寧に扱えば自然とそういうふるまいになっていくはずだね。そういうことをする人を現代社会では「バカ」と言うんだけれど、真の「バカ」に近づいたら本当のことが見えるってわけよ。