かっこいい?
疲れる毎日
あなたはいつも明るく振る舞っているね。そして周りはあなたはいつもそういう人だと思っている。だからあなたの周りには良いも悪いもいつも人が集まっている。真面目なあなたはそれに答えようとしてさらに少し無理をしている。だからなんだかいつも一人になりたいとこっそり思っているね。そうやって外側のあなたと内側のあなたがちぐはぐになっているのなら、一旦リセットしたらいいね。そのためには自分の意見を素直に表現すればいい。そんなことしたら明るいあなたというイメージを失うと思い込んでいるね。はっきり言ってそれはほとんど勘違いだから安心していいよ。あなたはあなたを演出して一人こうでないとダメだと思いこんでいるけれど、実は周りの人たちはそんなこと微塵にも同意しているわけではないんだから。
かっこつけ願望
あなたはそうやってあなたが周りからどう思ってほしいかという思いを強めて、そうなるようにすべてが叶うことになる。そう、願ったら叶うんだよ。だからそのままでいいはずなのに、あなた自身が勝手にあれこれと演出を加えているのが事実なんだ。こうやって振る舞うときっとあの子が振り向いてくれる、なんて淡い期待でカッコつけていた若かりし頃と同じようにね。それでたまたまあの子が笑顔で返してくれたと、これまた勘違いすれば、もはやそれが固定化されてあなたっていう人はこんな人というイメージをあなた自身が勝手に作り上げている。もうつま先つんつん状態でとてもじゃないけれど一日そのままでは持たない。それぐらいキワキワの演技を続けているうちにやがてはそれがあなたの生き様としてこれまた勝手に思い込み、すべてが壮大な勘違い野郎として生きることになる。
こだわりのあなた
そして何年か過ごしいよいよ人生も熟してきた頃、もはやあなたというものが固まってなかなか崩せなくなるね。固まるということは流れを阻止する岩と同じでずっと大きな流れに抵抗することになる。だから生きながらにして生き地獄を体験するのと同じになるね。もはや見るもの聞くものが許せなくなって常に生きづらさを感じている。感じてはいるけれど老いては子に従えという言葉を思い出してなんとかやり過ごそうとしているうちに足早に日々は過ぎていく。一方で頑固になればなるほど、頑固の言い訳としてはそれがあなただと信じて疑えなくなる。世間では老害なんてひどい言葉でその状態を嘲笑するけれど、当人はいたって真剣だからたちが悪いね。言葉の世界が人生とすれば、そういうひどい言葉はできるだけない方がいいし、それは巡り巡っていずれ体験する言葉になってしまうから、あなたがそれに気づき生き様に固執することをやめることで世界は大きく変わるよ。そのためにはまっすぐに素直な気持ちでできるだけ多くの時間を過ごすことが一番だね。