イコール
失敗は成功のもと
何かを得ようとして失敗したら、絶望に打ちひしがれて何もかも失ったような気分になるね。ところがそれは全くの勘違いで、失うどころか、失敗した分の経験値を得ているとも言える。すなわちプラスマイナスゼロということなんだけれど、あなたはあなたの都合の良い方向でしか物事を見ない癖がついているからマイナスだと思う方からしか見ようとしない。もっというとマイナスでもないのにマイナスにしたいからそうしている。なんて馬鹿げたことをと思うだろう。でもそういう風にしたいがために失敗と思い込んでいるんだよ。そもそも失敗か成功かなんてどうやって判定するのかなんてどこにも書いてない。失敗とはある地点に向かっている途中の通過点であって、各駅停車の列車なら目的地までの駅の数だけ通り過ぎるね。一つひとつ停まるたびに失敗だ、うまくいかない、と嘆いている人はいないね。でもあなたはそれを真剣な顔をしてそれをやってのけている。
エネルギー保存の法則
大きな視点にすればするほと、プラスとマイナスは存在しないね。あなたが今吸った空気中にある酸素は、あなたの体の中で使われて二酸化炭素になって排出されるね。地球全体で70億を超える人が酸素を吸ってばかりいたら酸素がなくなるのではないかと心配はしない。その分二酸化炭素を放出してそれを植物が光合成によって栄養分と酸素を作ってくれているからね。プラスマイナスゼロだね。一方で化石燃料をどんどん燃やすとその分二酸化炭素を放出しているのが現代社会。さらに都市化や資源のために植物もどんどん伐採してしまっているから、二酸化炭素の方が処理しきれなくなって大気中に二酸化炭素の割合が大きくなると思われている。これが温室効果ガスだと考えられて地球温暖化や気候変動につながって世界に被害をもたらしていると考えている人もいる。だから化石燃料を燃やしてエネルギーを使うのを世界で調整しようとしているね。とはいえ、エネルギーは文明の源なので使わないわけにはいかない。二酸化炭素がどんどん増えるかどうかはまだ観測して間もないのでなんとも言えないはずなのに、もうすでに心配しているね。宇宙全体で見れば何も減ったり増えたりはしていないはずなのにね。
風が吹く
水に関してはあまり心配していない。それはどうしてだろうね。どんどん水を沸かしたり飲んだりしてもプラスマイナスゼロという感覚がきちんとわかるからだろうね。水をごくごく飲んでもそれは汗やおしっこになってまた自然に戻ることを無意識に感じているんだろう。海の水が蒸発して雲になって大気を漂い、それがやがて雨となって大地を濡らす。ところが大自然は人の都合の良いようには雨は降らないから文句を言っているだけだね。もともと降雨量が少ない地域での農業は雨よりも地下水頼りの農業を現在でもしている。その地下水がどうやら枯渇してきたみたいだね。だから小麦やとうもろこしが枯渇したタイミングで大規模農業が成立しなくなって食糧不足になると心配している。でも水が全世界から消えることはない。どこかにあるはずなのに今いる地点ではなくなってしまうのを不足と言っているわけだね。もちろん住みやすい環境だったところが干上がってしまうことはそこに住む人からみればまさに住居を失う一大事だろう。けれどそこに住んでいるのは大自然の地球からみれば人の勝手だね。風は地熱で温められたり冷やされたりで起こるんだけれど、どうしてこういうときに限って風が吹くのかと起こっているようなもんだね。逆風ならばあなたが単に反対に向けば順風となるんだからね。