私、不安のファンなの
不安をファンに変える
先のことを考えれば考えるほど不安が大きくなるよね。でもどこからその不安がくるのかをよーく見てると、結局は考えてもわからないことを考え続けてるからなのね。誰にもわからないことなのに、わからないことをわからないと諦めないで握りしめているんだよね。考えても仕方がないことなのに気になって気になって。その一点に集中してしまう。結局は考えるという行為そのものには何も生まれないのよ。
心配だー、不安だー、これからどうしようなんて一生かけて考えても答えなんて見つからないよね。そう考えるきっかけも不安だったりするから、不安を根本に考えちゃうとますます不安になって迷路に迷い込んじゃうう。気がついたらぐるぐるしちゃう。
不安ループから脱出する方法はとても簡単。不安の発生原因である、考えることをやめること。でもなんにも考えないってのは、練習しないとなかなかできないよね。そう、考えることが大切なことと思い込んでいるから。なーんにも考えないなんてのは許されないこと、と教え続けられたから。ちっとは考えなさいなんて怒られるのはどう考えても人間だけだもの。
逆に、考えるということは、人間だけに与えられたご褒美なのかもね。だから考えることを楽しんでいる分にはいいわけ。不安に思う時間があるのもご褒美タイム。ご褒美だとおもっているうちは大丈夫。でもそれ以上に重荷になってきたのなら考えるのをやめること。この練習が大切。
でも考えるのをやめようと考えると罠にはまってしまうから、考えるのをやめると考えるのではなくて、全く違うことをするのがいいね。おもむろに好きな音楽聞いたり、ぱくっとおいしいもの食べたり、好きな服に着替えたり、シャワー浴びたり、瞑想したり。ぼーっと生きてるんじゃないと小さな女の子に怒られるかもしれないけど、ぼーっとするのが一番だね。
ぼーっとすると後で気づくことがあるよ。その瞬間に自分がいなくなってる。その世界に一瞬溶け込んでいるよ。だから不安のファンにならないようにね。たまにはいいけど。何事も腹八分だよね。