おやすみ
一休み
慌ただしく仕事を終えて一休み。朝から家事をバタバタとやり終えて一休み。庭の草刈りを一通り終えて一休み。朝起きて忙しく一日があっという間に過ぎて一休み。休みなく働き続けることができればどんなに生産性が上がるだろうとまさに「寝る間も惜しんで」慌ただしく熱中していたころもあっただろう。けれど気がつけば一休みしている方が多いね。休み方にも上手下手があって、休憩を取るときにまださっきのことを頭の中でぐるぐると考えてしまっているとそれは実質休憩になってないね。せっかくのお休みに羽を伸ばして風光明媚な場所で景色を楽しめばいいのに、その景色の向こう側に仕事の書類が見え隠れしている。そのときやり忘れたことをハッと思い出してしまったら景色の美しさどころじゃなくなるね。そんなあなたでも一休みできるときがある。それは眠ることだね。眠らないと脳が壊れるらしい。起きて活動している間はやっぱり脳にとってもかなりの負担で、寝ることによって脳を修復しているらしい。それぐらいあなたはなにかに夢中で過ごしているんだよ。
急速充電
最近のスマホのように急速充電できれば短時間の睡眠で最高のパフォーマンスを発揮することができるね。いずれそういう人類が生まれるやもしれないけれど、人間1.0バージョンのあなたはしっかりと寝ることが大切だね。あとは視点を切り替えることが上手になった方が、隣にあるまだ読んでいない本を手に取るチャンスが現れるってわけだよ。ずっと同じことをやっていることが悪いとは言わないけれど、実はあなたの周りにはたくさんの可能性という本が山積みになっている。それぞれの本を手に取ると新しい物語がそこには展開されている。あなたは何冊の新しい物語に出会えることができるかな。もちろんその本を読むために書斎の机にあなたは座っている。それで夢中になって読んでいる本が数冊あるけれど、後ろを振り返れば書庫にずらりと並んだ面白そうな本に囲まれていることに目を向けてみようよ。
寝落ち
本を読んでいると眠くなるね。いつの間にか寝落ちしているときがある。おそらく人生もそんな感じで終焉を迎えるのだろう。長い長い物語を読み終えたときに果たしてどれだけの冒険がそこで繰り広げられただろうか。もしいまがワクワクしないのなら、後ろを振り返って書庫から違う本に変えればいいね。それもパラパラめくって少し読んでみて、これはやっぱり面白くないと思ったら次に気になっている本を開けばいい。本を全部読まなければいけないと教わって真面目なあなたは意地でも最後まで読もうとするけれど、そんなことしなくても途中でほっぽり投げても一向にかまわない。あなたが手にした本は百科事典のように厚みがあってあなたが読みたい部分だけを読むようにできているからね。膨大な事典を最初から最後まで読むのは骨が折れるし、馬鹿げているね。そんなこんなで今日もだんだん眠くなってきた。さてそろそろ一休みして続きはまた後ほど。