電気仕掛けの命
再エネ
再生可能エネルギーとはよく言ったもので、そんな名称を誰がつけたんだろうね。経産省配下の資源エネルギー庁の説明では「太陽光・風力・地熱・中小水力・バイオマスといった再生可能エネルギーは、温室効果ガスを排出せず、国内で生産できることから、エネルギー安全保障にも寄与できる有望かつ多様で、重要な低炭素の国産エネルギー源」と説明している。こんなことをしれっと言える社会になってしまったのかと驚愕してしまう。もちろんこの中の大本命は太陽光だね。太陽光が地球におけるエネルギー源であることは間違いない。それがあるから風力、水力、バイオマスが生まれる。地熱は地球そのもののエネルギー源として活用できれば頼もしいけれど、これはまだまだコントロールできるようなエネルギーではない。低炭素で自国でなんとかなるという安全保障の問題でもあるので対外戦略上でかなり重要な施策であることは政治的意味からは読み取れるね。お役所だからそれしか考えてないのかもしれない。
電気は低炭素
電気自動車化にすることはもう世界で期限を切って決まっているね。この背景には大きな金儲けの意図を感じられるけれどそれはひとまず置いておこう。電気自動車を十分に走らせるためにはそれなりの電気が必要となる。すでに電気が通じている部分しか見ない視点では、ガソリンや灯油を燃やすエンジンに比べると低炭素のように見える。オイル臭くもないし排気ガスも出ない。ところがだ。山間の道を走っていたときに電欠(電池がなくなること)すると途方にくれるしかない。ガソリンのような液体の燃料はそれだけを持ち運んだり、買いに行ったり分けてもらったり自由にできるね。けれど電気は今の所そうはいかない。もちろん充電されたバッテリーを山間部に緊急用として備蓄しておけばなんとかなるかもしれない。たまに充電チェックしながらね。さらに充電時間の問題も解決しなければならないね。せめて今のガソリン車ぐらいの時間で満タンになることが望ましいんだけれど、色々と技術的には研究が進んでいるけれど、そんな時代はもう少しあとになるかな。
自動運転
電気モーターを制御するので、自動運転はお手の物となるね。スマホという名の小型高性能コンピューターといつでも通信できる端末をほとんどの人が持っているのだから、それらを駆使すれば山間部で基地局がなくてもなんとかなるかもしれないね。それこそ地球上のすべての場所がそうやって通信できる体制になれば悪いことは一切不可能になる。逃げるということがどれほど無駄な行為になるかを思い知る時代となるだろうね。もはや地球を脱出しないと追跡不可能な領域にいけないかもしれない。あとは水中と地底にしかデジタル・デトックスする場所が残されていないだろうね。そんな施設を作ることができたならという話だけれど。それに自動運転には予めの地図が必須だ。ということは自動運転では地図にない道を走ることはできないという制限がある。GPSなどが使える場合は自車の位置を特定して探検することは可能だからそれほど心配しなくてもいいかもね。もちろん道がない分地形や障害物や生き物などをリアルタイムにセンサーで検知する処理が必要だ。そのGPSの電波も届かない場合はその瞬間現在地を見失うね。冷蔵庫、エアコン、ポンプ、キャッシュレス決済、人工心肺装置、人工透析、スマホ、パソコン、サーバ、通信装置など、そうやってすべてが電気によって動くものばかりになると、その回路を遠隔で破壊されることが一番の脅威となる。都会や田舎を問わず電気が一切使えなくなると人類の生命活動の殆どが停止するね。そこで生き残ることができるのは一部の地域のみとなる。まぁその方がほんとうの意味で地球にとっていいのかもしれないね。