流れ

日々

憧れ

ああいうふうになれるといいなと思っていることがあるね。例えば下世話な話、お金に困らない生活ができるとかかな。でもよく考えてほしいのはお金に困らないためにはお金が沢山必要であるとは限らないということ。あったらあった分使ってしまうような暮らしなら、おそらくお金がいくらあっても足りないと感じ続けているだろう。飽きるぐらいにお金を使っても満足することは決してないとなると、それは本当の意味で憧れではないね。むしろお金にまつわる細かいところをずっと処理しなければならないので今よりも面倒な暮らしになるね。お金に困らないという暮らしの実現には必ずしも大金が必要でないということに気がつく。そこそこあれば十分という話もまだお金に依存して安心を得ようとしているから、これもまだ憧れの暮らしにはたどり着かない。要するにお金を使った分だけいつのまにか補充されていればいいだけのことだね。特に手元にたくさんある必要はない。いやいや手元にたくさんなければ高額な買い物ができないじゃないかとあなたは言う。まさにそのとおりであるけれど、その高額なものはあなたをどれほど幸せにする力があるだろうか。おそらくそれが本当にあなたの暮らしに必要であればいつの間にかあなたの手元にそれを支払えるお金が集まっているはずだね。それがまさに憧れの「お金を気にしなくてもいい」暮らしとなる。

注目

そう、注目しなければならないということは基本不足しているということ。気にもとめないということは足りているということ。だからお金がほしいと思えば思うほど不足しているということを強く意識づけしてしまうんだよ。今すぐできることは預金通帳の残高を魔法で増やすことではなくて、預金残高を気にしない暮らしに変えることだね。何かこだわりがあって譲れないような洋服やコスメや食料品などを見直して、本当にそれは必要なのかということを確かめるために一旦手放してみるのが一番わかりやすいね。これはとっても良いものだと思い込んでいるとそれを再検討するという行為には到底至らないね。なぜならそれは気にかけていない=満足しているからだね。気になることは全部あなたが「足りない」と思っていることだけなんだよ。夢や希望や願いなんかもその全ては良いことだと信じて疑わないけれど、実は「とっても不満足で不十分な暮らしの中にいます」ということにどっぷり浸かった人生ということを宣言しているようなものだから、実はあんまり公言するようなことではないんだ。

流れのまま

体調が良い時というのは、体調そのものを意識することはない。ちょっと調子が悪いなというときはそこがとても気になっている証拠でもあるね。要するに普段は気にもとめていなかった部位が急に痛みだしてそこを主張しているわけ。健康とは失って初めてありがたいことに気がついたとか言うのもそうだね。お金はなんとなく世の中の教えで多くあれば助かると思いこんでいる。でも本来お金の利用価値は必要な人のところに必要なだけ流れ込むことだ。そのことでいろんな人々の暮らしが円滑で豊かになることだね。ところがそんな便利で使命を帯びているお金を独り占めにしようとする輩が出てきてしまった。そのことでわれもわれもと占有しようと競争した結果が現代社会となるわけだね。ま、そんなドタバタ劇に巻き込まれることなくあなたはあなたの暮らしをできるだけスムーズに送っていけるとそれで十分なはずだ。だからお金に関しては流れを止めないことを意識するようにしているよ。大きすぎる数字も不要だね。コンパクトに身の丈に合わせて丁寧に暮らしていると、お金のことなんてそれほど気にもとめないですんでいるとしてたらそのことに感謝ですね。とてもありがたいことですよ。