とくダネは銭だね
騒動は飯の種
現代社会ではテレビとかネットなどの情報を一切遮断して暮らすことが難しいね。もちろん田舎の一軒家に一切の通信機器を持たず、テレビもラジオもつけないで過ごせばいっときは離れられる。しかしそこから移動する際のバスや電車に乗り込んでしまうと多少の広告は見てしまうね。それでも田舎のバスだと近隣のお店の宣伝ぐらいなのでそれほどあなたを惑わす情報の類はない。バスから最寄りの電車の駅について、電車に乗ると最近は激減しているけれど広告がちらほらまだあるね。それでも心を惑わされるような情報はないから大丈夫かな。高速移動する新幹線や特急のほうが車内広告は少なくなって、代わりに各新聞社の速報が流れていたりするね。新幹線の車内で、文字が流れる電光掲示板をずっと目で追っていたりすると、多少驚きがあるかもしれない。誰かが不倫したとか凄惨な事件とか詐欺とか収賄とか、いつもの気分が悪くなるニュースが垂れ流されている。
災害情報
大きな災害が発生した場合は、情報によって命に関わることがある。だから正確な情報をメディアから得ることは生き残るために必要なことであるね。しかしながら、その報道を何度か見てきた経験からするとまず第一報はかなり当てにならない。それはマスメディアが悪いとかではなくて未曾有の災害であればあるほど皆初体験なわけで、判断するにもその基準がないから仕方がないね。となれば直後の速報系はあまり有意義ではなく、そんなことより今身の回りの状況を正確に把握することのほうが大切なことは間違いない。特に水害や土砂災害、津波などは今大丈夫そうでもその後どうなるかの情報のほうが大切だから、そのときはようやくほんの少しだけ役立つわけだ。でも大抵は起こってから報道するので現場地域の知恵のほうが有用だ。一番重罪なのはそんな大災害を突然どっかの学者をマスコミが招聘して今回の件がまさに予測可能だったような感じで情報を提供することだね。オオカミ少年のように今くるぞ、今くるぞ、といえば皆対処に遅れを生じさせる。さらにここに起こると言い続けると、それ以外の地域では危機感が薄れるのは当然だね。で油断していたら大災害が、なんて洒落にもならない。だったら余計な予測は全くのデマでしかないからメディアでは取り扱わないのが一番の「命を守る行動」となる。
ニュースを探す
今テレビやネットで流布しているものはすべて「ビジネス」のためがほとんどだね。ネットを使ってヤフーニュースなんて見て、情報源がネットだと信じているね。ラインニュースだからネット情報だと信じ込んでいる。それらの大本はヤフーやラインが新聞社から買ってきたニュースだからね。どこかの大臣がネットニュースはデマが多いから気をつけろとか言っていたけれど、あなたがマスコミにリークする情報も恣意的なものだろうと思ったりする。すべては江戸時代からの瓦版。スキャンダルはいつもお金に変わる。そこに社会正義などなくて、それを醸成するためにあの手この手を使って煽動するわけだね。テレビのコメンテーターがいて当然だと思っているはどうしてだろうか。コメンテーターは鮮烈な発言をして刺激を与えるけれどその実行に際しての一切の責任などは取らないし、ましてや実行のための戦略を私がやりますとも言わない。いわば酒場の与太話を垂れ流しているのと同じだね。さて、今日も金儲けのためのトラブルを探して街に出よう。現代のネット社会ではスマホ1つであなたもスクープ記者になれる時代だよ。