なんとなく幸せ

日々

音声認識

最近の音声認識は気がつけばびっくりするぐらいの精度を持っているね。Googleのなんてかなり早口で話しても完璧とは言わないまでもいろんな癖を見抜いてどんどん文字に変換していく。この功績は世界中で「OKグーグル」と話しかけてくれた世界中の老若男女の莫大な音声データのおかげだね。例えば日本だけでも「りんご」という発音は地方によっても様々だし、言い方の癖もそれぞれ。それら音声成分を解析して先の膨大な「りんご音声データベース」から一番確率の高いものを文字に変換していくという作業を内蔵チップに仕込んであってそれで驚くべきスピードで処理することができるようになっている。もちろんそのチップに含まれている回路にも価値はあるけれどAIと呼ばれるほとんどは莫大な音声データが一番の要だね。今やその気になればその要素解析データベースをGoogleが売り渡すこともできる時代でもあるね。

直感

第六感というか直感、それは先のGoogleのように先祖代々の人類の記憶がDNAとして連綿と受け継がれている。そういう意味ではあなたはGoogle端末のアレクサみたいなものでもあるね。潜在意識とかDNAの中に太古からノウハウが詰まっていてそれを一部だけ引き出して前面に出て活動している。無意識にあなたが好むこと、嫌いなことは理屈では説明できないけれど身体がまずそういう反応をしているね。それであとからその原因を探っておおよその見当をつけてようやく説明できるようになる。そういう意味では理屈が先ではなくてよくわからないもやっとした雰囲気というか感覚でまずは反応するようにできている。おそらくそれが生き残っていくためのあなたの奥底に埋め込まれた人類の記憶なんだろう。直感は短い時間ではまったく当たらないけれど、長いスパンで見るとかなりの確率でそのほうが良かったとなるのはそういうことだね。

科学技術全盛期

現代はオカルトチックなスピリチュアルや宗教の時代ではなくて、エビデンスに代表されるような反証可能な科学という宗教の時代とも言える。かつて14世紀頃西欧でペストが流行ったときキリスト教は権威を失墜させたのは、神に祈れば救済されるという教義がまるで通用しなかったからだね。それで大きく社会が変革したわけだけれど、そのインパクトは人口比でいうと4人に1人ぐらい死亡するような凄まじさだったらしい。今の流行病ぐらいでは社会を大きく揺るがすような変化は望むべくもないね。技術がこれだけ支持されるのはかつては信心が将来の夢と希望を肩代わりしてくれていたのが、今は技術に未来を託すことが人類にとって一番の希望の星だからだね。一部オカルトチックなことばかり言う人がいるけれど、それが主流になるためには要するにそれを希望に光として幸せに生きていけるかどうかという、極めてシンプルな構造によるもので決まる。だからこそ、しあわせ研究家としては、何を幸せと見つめられるかが重要だと思っているんだよ。なんとなく幸せに感じられることが理屈でかなりマスクされている時代になったのかもしれないね。知らんけど。