人生のキャプテン

日々

したいこと

どんな職業についていても、どんな仕事をしていても辛くなるには同じ法則がある。それは、自らがやりたいことをやっていないということだね。もうどこかの有名企業に勤めたときから自らが本当にやりたいことを封印して生きている人がたくさんいるようだけれど、それは地獄の日々でしかない。あなたの人生はあなたが舵をとって生きるはずなのに、あなたは好きなことや本当にやりたいことを我慢して、組織での地位や肩書を求めて生きてしまう。それはいわば他人の人生を生きることになり、常に他人の顔色を伺って息を潜めて生きるしかない。しかもそれはあなたがそうしていることであって、逆に言えばどんな組織に所属してようとも、そこから離れて自営業をやろうとも、もっと言えばそれも全てやめて引きこもってみても同じだね。すべて社会との対比としての選択をしていることになる。そうではなくて自らを生きるということであって、なんとか会社の部長や課長でもなくて、ラーメン屋さんでもなくてあなたはあなたのやりたいことをしているということが一番大切なんだよ。そこが曖昧になってしまうとついつい誰かのご機嫌をとって生きるしか術がなくなるんだけれど、あえてそれは自分が選択していることをすっかり忘れてしまう。

欲望

いろんな欲望があって、もっと自由に生きたいとか、もっとやりたいことをやりたいとか常々思っている。でも実際にやっていることはすべて裏腹なことばかり。そういうあなたは自分がとことん嫌になってふさぎ込んでしまうのをごまかすために常に弱いものを見つけてホッとしているというわけだ。だから例えば自らを生きたい、自分探しをするんだという罠にはまらないように気をつけてないとすぐそこに帰着してしまう。それはあなたが悪いというわけでもなく、社会がそういう風にあなたを誘導しているからなんだよ。だからそこの中でいくら自分を探しても他人を羨むことしかできず、しかも最悪なことに他人に自慢ができて羨むような地位や名誉を求めてしまうだけになるね。そこはあくまでも自分が人生の舵をとっているわけではなく、単なる周りの目に対する反応でしかない。だからその中で自分探しをいくらやっても結局は不満足なままになってしまう。あなた自身の欲望なのか、周りにそうさせられてまやかしの欲望なのかをチェックできないとよくわからなくなるね。

唯我独尊

それに気づくと、自分が勤めていようとフリーターであろうと自営業であろうとそんな肩書はなんの関係もなくなるね。どんな立場でどんな仕事をしていてもその事自体があなたのやりたいオリジナルであればなんでもいいわけだよ。もう他人の目であなたの人生が左右されることはない。仕事の中でも好きなことと嫌いなことがあったとしてもその中であなたのやりたいことを貫き通すことができる。いやいやそんなことしたら調和が乱れ組織から弾かれるというなら外れたらいいだけなんだよ。だってあなたはあなたでしかないしこの世界のオーナーであり神なんだからね。だからといって他人を傷つけたり好き勝手にして傍若無人になれという意味ではない。だってそれが本当にあなたがやりたいことなのかをあなた自身がきちんと向き合えばわかるだろう。逆に地位や名誉のために他人を蹴落としてばかりならあなたは不幸のど真ん中にあることになる。それが気持ちいいと思ってやり続けてもいいんだけれど、結局はすべてが上手く行かないどころか悔やむことばかりになる時間がほとんどの人生となってしまっているよ。そこはごまかしてもいいけれど、一番それを許さないあなたがそこにいることを知っているはずだね。