嫌われ者

日々

気が合わない

どうしても好きになれない人がいる。そんな人は無視するに限るのに、なぜか気になるね。いろんな発言や行動の一つ一つがあなたにははっきりと手にとるようにわかるからこそイライラして仕方がない。仮に同じことを好きな人がしてもなんとも思わないのに、嫌いな人がすると虫酸が走る。よく考えてみるととても不思議なことだね。もっというと好きでも嫌いでもない人が同じことをやったとしてもあなたの目にはとまらない。あなたの目の前でしていたとしてもあなたはそれを認識できないね。ほとんどの人が知らない人で、知らない人が何をしているかをふと見たところであなたにとってはノイズか、それ以下の情報としていつも捨てているからだね。となると嫌いな人や苦手な人としてあなたの目の前に現れているそれらの正体は一体何だろうか。

意気投合

一方でとっても好ましい人がいる。その人が何をしてもすべてが心地よい。よっぽどあなたにとって許せないこと以外はすべてが「お茶目」な言動となるわけだ。嫌いな人と好きな人の違いは一体なんだろう。そこにはほんの僅かな差しかない。好きが愛に変わって愛のままで終わればいいんだけれど、それがほんの少し行き過ぎるとなぜか憎しみに変わってしまう。この愛と憎しみの少しの変化が今の気持ちを揺さぶっているだけだね。許せたことが許せなくなるという気持ちの動きは、実はあなたしかできないことでもある。もちろんムリに許せないことを許そうとしても苦しみを生み出すだけでなんの良いこともないだろう。だからどうして許せないのかを落ち着いたときに分析して見るのがいいね。何事もムリはよくないからね。

存在意義

嫌われ者は消えてほしいと思っているだろうし、役立たない人にはイライラするだろう。あなたの気持ちを逆なでするような人は周りに居てほしくないし、その逆であなたを愛してくれる人に囲まれて生きていきたいだろう。だからそれがとても苦しいのならまずはその場から逃げることが大切だね。そして一旦気持ちを落ち着けることが最優先すべきこと。そうすると少し落ち着いて距離をおいて考えることができる。その上で気づくことは、嫌われ者なんて本当にあなたの目の前から消え去れば、とっても好きな人が見つからなくなる。役に立たない人がいるから、その中でとても優れた人を見つけるのが簡単になる。みんないい人に囲まれるととっても幸せなんだけれども、いずれそのいい人たちも、どうでもいい人に変わっていく人が必ずできてしまう。そしてさらに分析が進むと、そういう状況や存在をせっせと生み出している犯人はあなたなんだということがわかってしまう。だから少しぐらいはすべての関係性を楽しめばいいね。でもそれが行き過ぎたらリセット。上手にできるようになるといいね。