毎日が記念日
いつもの日
ちょうどいいタイミングでバスが来たり、ちょうどいいタイミングで乗り換えできたり、ちょうどいいタイミングで信号が青に変わったりするとそれだけでなんだか今日はついていると喜んでいる。一方で、あともうちょっとのところでバスが行ってしまったり、安全確認かなんかで遅れて予定の電車に乗り換えできなかったり、渡ろうとするときにちょうど信号が赤になったりすると、なんだか今日はついてないなとふてくされている。ふと見たニュースの片隅に「今日の運勢」なんかを見つけて何気なく生まれ月をみると、「全て順調、思い切った行動が吉」なんて書いてあると、なんだか今日は良い日に思えるし、その隣の星座占いをみると「吉凶運、普段と違うことを避けるように」と書いてあり、なんだかよくわからなくなり良いことだけを信じようとしている。そんなちょっとしたことであなたの心はいつも大きく揺さぶられているね。どれもこれもいつもラッキーを探している癖がついていて、棚からぼたもちをいつも求めている。それらはすべてが外側からやってきて受け取るだけのお手軽な幸せのことだね。
ご機嫌
ちょっと意見が違ってあなたの主張が受け入れられなかったから、あなたはちょっと不満げな顔をしている。朝っぱらから家族とふとしたことで言い争いになって浮かない顔している。もう関係ないと思いつつも、どこかご機嫌斜めな様子が周りにも伝わってしまって、全体の雰囲気も少し重くなってしまう。こりゃいかんと思って軌道修正しようにも、あなたの笑顔はとても引きつったものになってしまい、ますます周りに負担をかけてしまっているね。そういうときは可能ならば一旦席を外すなり、物理的に離れてしまうのが一番いい。あなたの周りに不機嫌な人がいても、それが気にならないところまで離れることをおすすめするよ。あなたはとても類推する力と共感する力を身に着けているので、余計な波動を受け取る必要なないからね。もしあなたも機嫌がよくないと自覚するなら、あなたの機嫌はあなた自身でとるしかないことも忘れないようにしよう。
特別な日
何十年に一度の特別な日とか、今年で最もついている日とか、良い日とか悪い日とか考える癖をやめましょう。良いとか悪いとかましてや生まれ月でランキングをつけるような占いとかに惑わされて生きるなんてもったいない。そういうのが気になるのは、無意識なうちにあなたはすべてを比較してランキングで並び替えて良いか悪いか、損か得かというメガネをかけてしかこの世界を見ることができなくなっているからだね。比べてどっちの方が良いなんて一番ナンセンスなのに、いつの間にかそれがあなたの心を支配するようになる。これも少しだけその意味の中から脱出してみれば気づくだろうけれど、良い悪い、損か得かの世界を俯瞰してみればそれがものすごく偏った価値観でしかないことがわかるはずだね。あなたが今ここにいることがすでにとてもラッキーで運が絶好調で日々がスペシャルデーだったからこその結果だね。すでにそうとしか言えない世界での戯れだと知る。その後であえて「今日はとてもついている」と喜べばいい。信号が赤になったり絶妙なタイミングで乗り遅れたりコンビニでレジに並ぶことそのものがかけがえのない体験だからね。