まるごと冒険

日々

計画立案

ちょっとした連休がもうすぐだね。それに合わせて旅行の計画なんかを立てている人も多いだろう。あなたもせっせと必要なものとか、古いカメラを引っ張り出してきて動作チェックなんかをしているね。それで足りないものを買い揃えたりしている。お天気も気になって毎日チェックしているけれど、どうも晴れと雨が繰り返される不安定な予報となっているみたい。そうなった場合の対応策なんかも考えてあれこれと準備とシミュレーションをしているね。今は現地まで行かなくても実際の画像を地図上で先に見ることができるし、その先の路地を曲がったところにコンビニがあることも映像としてすぐにわかるね。まぁ、どこの街を覗いてみてもそれほど違いはないんだけれど、ふと視線を上に向けると似つかわしくない大きな山々がすぐ近くに見えたりするので、いつもの街とは違うことをそこで感じたりはしているね。

すでに終わっている

そうこうして出立に備えているのだけれど、それだけでほぼ旅行は完了している。いやいやまだ一歩も踏み出していないとあなたは思うかもしれないけれど、8割は完成だね。残りの2割のために実際に赴いて確認作業となるわけだ。いわゆる答え合わせだね。そこで得るものは映像で見ているそれと、実際に行って確認したそれは別物だということをいつものように一つずつ再確認していくということ。それを加味して集大成として完成させていくのが後工程となる。これは旅行だけでなく、仕事なんかにもよく言われることだね。色々段取りをして詳細を詰めて企画案なるものを組み上げる。その一連の事前準備でほぼすべてが決まる。そこが十二分に詰められていると仮にそのとおりに全くならなかったとしてもほぼ完成と同じということだね。あとの2割なんかで修正できるのも、その準備のおかげでスムーズだったりする。だからほとんどの人は頭の中のシミュレーションで終わってしまって、実際には行かないことがほとんどとなってしまうわけだ。

画竜点睛を欠く

ここでのポイントはほぼほぼ完成ですべてが終わっているということ。それで良いか悪いかではないね。もちろん人生において完成なんて求めること自体が間違っているという意見も正しい。完璧主義になれば余計に計画に時間が取られてとてもじゃないけれど実施できるまでには至らないね。大まかに趣旨と方針を決めて、必要なところと大事なところだけはちょっと調べておいて、想定されるシチュエーションに対応できるかどうかのサブプランを用意しておくぐらいで、あとは実行してみて微調整をするぐらいのゆるさがないといつまで経っても決行できないからね。ざっくりでいいからそこで終わってしまう弊害もあるけれど、一番大切なのはプランを立てて実行するという一連の流れを留めないことだね。そこが一番のハードルとなっているのは、失敗したらダメという呪いの言葉だ。失敗なんてどこにもないんだからせっかくの計画が台無しになるとか恐れる必要ななく、仮に全くそのとおりにならなかったとしてもそれ自体が成功体験となるわけだよ。何がどうなっても成功しかないことに気づけば、今この瞬間も、ちょっと不安になったりすることもあるのも、ひっくるめて楽しめるってわけだ。