逆だよ

日々

ハプニング

思い通りにいかないときに、あなたはイライラしたりするね。でも実は思い通りにいかないことそのものを愛おしく思えたらイライラどころかワクワクするはずだよ。いやいや、予定通りに希望が叶うことを夢見て日々つまらない努力をしているというのに、何ひとつ実現しないのにワクワクなんてできるわけない。むしろそこにあるのは絶望だろうとあなたは言う。ほとんどの人はそんな風に考えているだろうね。ところがあなたが憧れるぐらい素敵だと感じるあの人は、そんなあなたとは逆の考えを持っているからだよ。ハプニングを楽しんでいるし、とても大切にしているからこそ何があっても笑顔でいられるんだよ。あなたが不幸だと思っていたり嫌だと思っているそれらは誰かに合わせている価値観でしかないことを看破しているからね。

良し悪しの基準

いつもあなたは日々起こることに関して一つ一つ良し悪しをジャッジしている。これは良いこと、これは悪いこととね。ところがそこでいつもこぼれ落ちるのは、良い悪いではなくてどっちでもないことだね。なんとも判断がつかない出来事に関してはあなたはむしろ大騒ぎすることもなく完全にスルーしている。そして改めて振り返ってみると良いことに分類されたそれらも、時がたつにつれてどっちつかずに変化していく。悪いことも同じ傾向にあるんだけれど、様子が少し良いことと違うのはどっちつかずになって消えていくはずなんだけれど、その悪い思い出だけがいつまでも残ってしまう傾向が強いね。なぜなら良いことも強烈な衝撃を受けて記憶に残るとはいえ、悪いことは二度と体験したくないという長期的な強い思いだけが残ったりするからだね。常に警戒モードが働いて解除されにくくなっちゃうね。

勘違い

良いこと悪いこと判定委員をやめるとどんな世界が待っているのだろう。ワクワクする時間を心待ちにしていつもまだかまだかと思って暮らしている。そのこと自体をまるごと楽しむことができれば幸せと判断できるね。ところが現実はそうもいかず、ワクワクしているあなたに対して非情にもトラブル続きな毎日だね。全く思い通りにいかないばかりか、思ってもない面倒事ばかりがあなたに襲いかかる。なんてついていない人生だと嘆くほどにね。仕方がないから目の前のそれらを一つ一つ紐解いていくのに追われて、いつのまにかワクワクすることすらも忘れてしまっている。それを逆に見えるメガネをかけてみたらどうだろう。トラブルがチャレンジになり、それらを紐解くことであなたの知らない世界の扉がまた一つ開かれて行く。どんどん謎解きゲームのように解いていくとさらに次のワクワクステージが待っている。それこそあなたが思い望んだ世界が広がっている。あれ、もしかしたらあなたはずっと良し悪しを勘違いしていただけかもしれないよ。