非日常のコスト
冒険
人生は冒険だとよく言われる。でも普段の慣れた生活の中ではそれがいまいちよくわからないね。そこで日常の壁を壊すべく旅に出かけることになる。普段の生活を維持できずに、その時々に対応する柔軟性が求められる。ほとんどがいつもは何の苦労もなくできることでも、いろんなことに四苦八苦することになる。それ自体は楽しいけれど、できればいつもの快適な暮らしに戻りたいと思うことがある。そう、冒険は日常の素晴らしさを改めて知るためにしている。だからこそ旅は特別なものとなるわけだ。
無理が祟る
そのためには普段使わない部分を酷使したりして、筋肉痛に悩まされたりする。それが心地よいと感じるのかそれとも不愉快に思うのかは程度によるね。少しぐらいの痛みはそれ自体思い出を色濃くするエッセンスになるけれど、それ以上になるとやはり苦痛でしかない。しかしそこで思い知るのは、普段の生活ではどれだけ省エネルギーな毎日になっているかだね。少しも歩いたりしないし、歩くとしても最短距離をかなり精密に計算している。運動は大切だと頭ではわかっていて、それなりに体は動かしているつもりだけれども、実は知らず知らずのうちにかなり節約モードを選択している。それも旅に出ると身に染みてよくわかることだね。
景色
旅は景色を変えること。町や田舎の暮らしを目の当たりにして色々感じることがある。改めてこれまでの自らの生活をそこと比較してあなたなりの経験となるわけだね。それこそ現代ではその土地の映像だけはネットでもほとんど見られるけれども、百聞は一見にしかず、と言うように現地まで苦労して辿り着いてのそれは唯一無二の体験であることは間違いない。そしてそれが豊かな発想と優しさになってあなたの人生に彩りを添えてくれるね。だからできれば重い腰を上げて旅することをお勧めするよ。もちろん普段のあれやこれが忙しくてなかなか出かけるきっかけが少ないあなたにこそ、貴重な時間を全て旅に振ってみればいかがだろう。それなりにコストがかかって大変かもしれないけれど、その体験はあなたの人生そのものであって、おそらくはそれがしたくて今まで何かに打ち込んだり頑張ってきたわけだからね。しかし全身筋肉痛で身体はかなり劣化していることを再確認しているけれどね。