おためごかし
叡智
人類の叡智を結集して、高度情報化社会が生まれた。文明が発達して科学が進歩し、随分と便利で高度な社会となったね。どこにいても料理が届き、欲しい物を買うだけでなくそこまで届けてくれる生活が当たり前だね。そんなICTを構築してきたつもりなのに、ちょっとした通信障害で約束した待ち合わせもうまく行かない。道がわからないからとGoogleマップを開くこともできない。それこそ頭の構造が信じられないほど優秀な人達が構築した社会だけれども、どうも見かけ倒しのところがチラホラと見えてきたね。なにもない平和な社会も未だ実現せず、使われている兵器は最新鋭のハイテク満載のものばかり。ピンポイントで攻撃できることが大まかにしか当たらないミサイルに勝てる実績もわかり始めた。これを次の商売ネタにしようとしている賢い人々は、もちろん自らは使うことはない。
サスティナブル
地球の環境を維持するには真っ先に人口を減らすことが一番重要だね。おそらくこれは小学校の理科の知識があればすぐにわかってしまうことだ。ところがそれを覆い隠すように考えられたのがSDGsだ。人口を減らすなんて一番地球環境に悪さしている先進国は言えないし、それがばれるとなにかと面倒だ。欧州と日本はエネルギーをたくさん使う割に自分のところでそれを賄えない。だから他の国から安く譲ってもらうことで成立している。今やエネルギーの確保が国家維持に必須であり、これのせいで戦争もしてきたわけだ。これも社会の授業で習ったはずだね。あらゆる海や山を美しく守ろうとするならば、まずは限られたエネルギーを浪費することをやめなければならない。ところがそれでは先進国にとっては非常にまずいので、俺達はやめないけれどもこれからやろうとしているやつは許さないと言っているようなものだ。電気自動車に充電しているのを見て、ある小学生は電気を発電するのに燃料を燃やしているのに、それでつくった電気をわざわざ自動車に入れる意味があるの?と質問したらしい。それは言ってはいけない、口に出してはいけない。そういうことになっているのが今の社会だね。
俺の太陽
再生可能エネルギーとかエコの代名詞として太陽光発電が盛んになっている。これも賢い人は後々大変なことになることを知っている。現状は政府の補助金目当てで商売しているのが本音で、いずれだめになることもわかっているね。太陽発電パネルにはガリウムや欧州ではカドミウムが使われている。もちろん毒性が低いようにできてはいるけれども要するにこれらが数十年後きちんと廃棄されて再利用できるかどうか。これはまだ希望があるけれども、一番最悪なのは太陽の光を遮断されたずっと影の大地の生態系は全くダメになってしまうことだね。仮に畑にやっぱり戻そうとパネルを引っ剥がしても作物がきちんと育つ大地に戻るにはかなりの年数が必要になるからね。風のビュービュー吹いている土地では大きな風車をおいて風力発電をしている。でも日本では風車がぐるぐる常に回っているところはほんの少ししかない。風も太陽熱によって発生するエネルギーの一つだね。これも当てにならないというか、太陽エネルギーには期待しないほうがいい。期待するとすれば地球から離れた場所での発電となるけれども、そうなるとそのできた電気をどう地球まで伝送するからが問題になる。そう今テレビや政治家やタレント専門家が言っていることは全部ウソばっかだね。