スタートスイッチ

日々

調子

身体のどこか一部でも不調になるとなんでもない日常の動作も難しくなる。皮肉なことにそれに気づくのはそうなってからだね。ついさっきまでは思いも寄らない事だったことにいつも驚かされている。なんでもない日常の動作一つ一つが実は各部がスムーズに連携しあってこそのものだったんだと改めて噛みしめることになる。代わり映えしない退屈な動作が奇跡的な連携プレーだったわけだ。いつもよく言われていることだから聞き流していたあれやこれやをようやく体得するきっかけとなる。なんでもただわかったフリをしているけれども身を持って体験することでしかその向こうの扉を開くことができないわけだ。これまでの退屈な人生すべてが実はミラクルの連続だったのかと、ようやく理解の入り口の扉の前にたどり着いたことになるのかな。

目論見

これが終わったら明日はそれをやろうなんて、当たり前のように考えている。けれどあなたのたった一部が不調になるだけでそれらの計画が一瞬にして吹き飛ぶわけだ。だからこそ邪な計算とか駆け引きとかを抜きにして今できるうちに全力で向き合ったほうがいいね。来年には旅にでようと思っていても、何かが狂えばそうはできないのだからね。思い立ったが吉日という言葉のようにすぐにやってみて失敗するほうが、思いつつやらない未練を残すよりも結局はつまらない日常や小さな悩み、苦しみにまみれた日々から脱出できる唯一のカギなんだよ。毎朝決まった時間に起きて、身支度して出かけるのを永遠に繰り返すと錯覚して、本来はとてもステキなミラクル体験をあなたが一人で勝手に台無しにしてる。苦しみは外からやってくるものではなく、あなたが生み出しているわけだ。

難易度

実は苦しみは楽しみと同じものだ。人生は思い通りにいかない苦でできているのも、あなたがそうわざわざ設定したからだ。ゲームでもいつまでもeasyモードや初級でプレイしても飽きるだろう。それと同じ。楽しみはなぜかhardモードにしないと感じられないのは、その難易度そのものが苦でありチャレンジする活力であり、それらすべてをひっくるめて楽しさを生み出しているからだ。ただ気をつけないといけないことは、その初期設定でレベルを間違えるととんでもなくクソゲーになってしまうことだね。だからあらゆる苦を耐え忍ばなければならないと厳しい縛りをつけすぎないように気をつけてね。適度なレベルで十分楽しむことはできるから。実際のゲームと違ってリセットスイッチはないけれど、スタートスイッチは何度でも押せるようになっているから、いつでも再スタートは大丈夫だから安心して楽しみましょうね。