いつも誰かのせいにしてるのは誰?
悪い原因を探す癖
そもそもの原因はあなたのせい。こんなに辛いのはあいつのせい。こんなに恵まれないのは周りのせい。どうしていつもこうなるんだろう。誰かのせいでいつも自分は不幸になる。じゃぁどうすればいいのかって?それは自分じゃなくて原因をつくった人に言ってよ。だって自分は悪くないんだもの。
いつもいつもこうなるのは誰のせいなの?誰がこんなことを望んだの?とにかく誰かのせいでこうなった?自分は全く悪くない。だからいつも言うじゃないの。なぜそれをしたのか。なぜそれをするのか。よーく考えて行動しないと最悪の結末になるよって。なんとなく今回は巻き込まれてるような。なんかいつも貧乏くじを引かされているなぁ。どうして関係ない自分まで気分が悪くなることが起こるのだろう?なーんにも悪いことしてないのに。
自分以外を信じられるなんて
誰かのせいにして目の前のことには知らんぷり。目を閉じて耳を塞いで見えない、聞こえない。自分じゃないもん、自分じゃない。けれど目にして耳にするといやーな気分になる。いつもいつも誰かのせいでこうなるの。ああ、この思いをわかってくれる人は誰かいないかなぁ。つらいねぇ。だいたい自分以外を信じられるなんて信じられない。
ここから抜け出すにはどうしたらいいのだろう。いくら言っても思っても誰かは自分の思い通りにはならないことぐらい知っているよ。自分ができることは一体なんだろう。自分は一体どこにいるのか。ここじゃないどこかへ逃げ出さないとまずいなぁと、もがけばもがくほどどこへもいけない。待って。自分が行きたいところへいけないことも、実は誰かのせいなの?そうなると絶望だよね。なんか打つ手はないのか。袋小路か八方塞がりなんて笑えないよね。
自己責任という罠
とにかく何が起こっても自分が原因じゃなければセーフ。ふー。今回も危うく自分のせいにされるところだった。危ない危ない。ま、状況は一向によくはならないけど、ひとまず自分のせいじゃなくてよかった。ほんとうによかった。だって自分のせいじゃないことが一番だよね。関係ないもんね。関わってないし。ちょっとは責任あるよって言うけれど、自分が起こしたことじゃないから。ん?自分が起こしたことってそういえば何かあったっけ?いいことも悪いことも何も起こしてないことがいいことなのかな。そう言われるとちょっと自信がなくなってきた。なら自分は何のためにここにいるのだろうね。
問題は起こり続けているだけ
問題はいつも山積み。そんなことはよくあること。それぐらい知ってるよ。でもその問題は誰かのせいでいつも起きてるのよ。関係ない誰かのせいでね。でもそうならなぜ自分も嫌な思いを感じるのかって。うーん。そりゃそれがひどいことだと知っているから苦しくなるよね。ひどいことって知っているのはどうしてなのかな。そういえば問題って何が問題だったっけ?考えれば考えるほどよくわからなくなるので、いつものように考えないでごまかそう。そんな毎日。
誰かが今日もニュースの主役。いいも悪いも主人公。自分はいつも蚊帳の外。自分のせいを恐れてどこにもいない。でも、なんだか辛い思いだけがそこにある。そう感じている自分はそこにいるみたいだね。