ぼっち再考

日々

変化

人生とは冒険であり、チャレンジの連続を楽しむ場である、なんて言われても今がたまらなく辛くてつまらないのに楽しむだなんてと思ってしまう。ましてやチャレンジはずっとしているのに何も結果が得られないから、一体いつまでこんな生活が続くのかと嘆いている。そういうときにも幸せは足元に転がっているだなんてきれいごと言われても、実感できるわけがない。辛くて苦しいだけが人生だよ、なんて本気でそう思えて泣けてくるね。いつかやってみたいことや楽しめたらいいなと思う理想の生活はおそらく若い頃から何十年も変わらずそこにあり、それに近づく気配さえ未だに訪れない。なんにも代わり映えのしない人生をただただ終わるまでじっと我慢して待っているだけの日々を気がついたら随分長くやってきたね。

そばにいるよ

ずっと理想や夢を追いかけてそれなりに頑張ってきた。それは若い頃から、ずっと憧れてきた生き方だからだね。でも実際は全くうまくいかなくて右往左往するだけだった。過去を悔いても仕方がないから、今あなたのそばに何があるだろう。お気に入りの文房具、ずっと使っている生活家電、履きなれた靴なんかもある。少し気に入らないけれど着心地の良い服もある。いつも文句ばかり言うけれどずっと支えてくれている人がいる。今は遠く離れているけれど、あなたのことを心にかけてくれる親族や友人も何人かはいるかもしれない。まだ実際には会ったこともない人があなたのSNSを気にかけてくれているかもしれない。ずっと抱えてきた理想の人生とは全くかけ離れたところにあなたはいるかもしれないけれど、一方でずっと一緒にそばにいて助けてくれる何かがあるし、そばにいなくても心のそばにいる人もゼロではない。

あるもの

そう、ないものばかり探す癖がいつの間にかついてしまったことにあなたは気づくかな。もちろんなにもかもあるわけではないけれど、だからといって何もなく孤独に戦わなければならないことっていうのも実はほとんどない。明日履く靴もあるし、完璧ではないけれどお気入りの服もある。オンボロで最新式ではないけれど自動車やバイク、自転車などの移動手段も使える状況ではある。スマホだってバッテリーがあんまり持たなくなってきたけれど今の所ちゃんと動く。体調も若い頃に比べたら万全なときはほとんどなく、たいていはどこかに不具合や痛みがある。そうやって色々鬱陶しいけれどまだ意図した動作がかろうじてできる力が残されているね。若い頃に憧れた生活なんてもう時代錯誤も甚だしい古ぼけた理想なんて捨てたほうがいいね。そう、人生とは冒険であり、チャレンジの連続を楽しむ場なんだから。古い地図なんていつまでも握りしめてないで新しい地図にしよう。さらにあなたは決して一人ではない。これまでもこれからも、みんなそばにいて支えてくれているんだから。