チェンジチェンジ!
ひとりぼっち
いつもたくさんの仲間に囲まれてにぎやかに過ごしていたつもりだけれども、ふとその中でもなぜかいつもひとりぼっちな寂しさがあった。その時はちょっとよくわからなくて、まぁそんなこともあるのかなとなんとなくやり過ごしていたね。たくさんの人に囲まれているのにも関わらず、ちょっとトイレに立って鏡に映ったあなたを見てはっと気づくことが多い。誰といても何人といてもあなたは何を見ているのかよくわかっていない。たくさんの人がいることがあなたの当たり前の世界だと思いこんでいるだけで、実はすべてあなたの鏡に映ったあなたかもしれない。なんだかちょっと飲みすぎたかなと反省しつつ席に戻る。
神出鬼没
戻るといつもの顔ぶれがいつものように楽しんでいる。すぐさまあなたも加わって何も変わらないにぎやかな時間がそこに現れる。そう、そういうなにかはいつも不意に現れるわけだね。そして不意になくなる。何が現実で何が夢なのかよくわからないその狭間でいつもゆれているような気がする。ま、そんなことよりも今を楽しもうと思い直してその日は過ぎていくわけだ。どんなに楽しい時間でも、どんなに寂しい時間でも、必ず終わりというか一区切りがあって、それらは波のように現れては消え、消えては現れるを繰り返している。その繰り返しもいつまで体験できるのだろうとふと思ったりすることもあるし、そうでもないときもある。何も一定ではなく必ず変化している。ということはあなたの心も考えもその影響かしら変わり続けているというわけだ。
頑固
それでもあなたという自我は、あなたを固定する。私は何も変わっていないと思うように仕向けている。ころころ変わることをあまり良しとしないようだね。風見鶏とか八方美人は嫌われたりするし、約束なんて人が変わらないことが前提になっている制度だね。そのときは大いにそう思っていたけれども、明日になればどう思っているかなんて本人ですらわからないよ、っていう世界なら契約も約束も一切無効になってしまう。そうすると社会の根本が揺らいでしまう。でも本来どちらかというと、どんどん流転する方だろうね。自然をみていると変わらないというのは原理と法則のようなものだけで、それぞれは好き勝手に変わり続けている。だからあまりあなたはこうだと決めつけない方がいいね。あなた自身を決めつけようとすると、他人も固定しておかないとよくわからなくなる。それで起こる不幸がほとんどだからね。どんどん変わり続けてOKだ。