疲れるあなた
原動力
あなたは今日も疲れている。毎朝起きてあなたなりに頑張っている。その原動力は枯渇しない。だから疲れても大丈夫、ゆっくり休めば必ず回復するはずだね。ところが、その疲れがたまるような気がしている。お金が貯まるようなワクワク感はまるでなく、預金残高がマイナスに積み上がっていくような感じだ。実際に疲れを測るものさしがないのでどれほどどうなのかがわかりにくい。だからはっきりとしたことはわからないけれども、あなたの感覚や実感として朝起きたときにフル充電になっている感じがしなくなっている。そのせいか、もはやこれまでか、なんてマイナスの感情に襲われがちだ。でも心配しないでいいよ。あなたはしっかりと休めばフルパワーで回復している。そしてその原動力となるエネルギーはいつでもどこでも十二分に取り込むことができている。
パフォーマンス
あなたが気にしているパフォーマンスや、そのことによってなんとなく感じている疲労感の正体を探ってみよう。なぜ疲れているのかといえば業務とかトラブル対応とかハードだったからだと思っている。さすがに今日は朝からトラブル対応で疲れたな、と言うけれども具体的に普段の動作や作業と何が違っていたかを明確にしてみることだね。普段は10000歩しか歩かないのに、その対応によって20000歩歩いたというならば、歩いたという距離でいうと倍になったから疲れたんだね。でも、今日以外でも20000歩になったことはなかったのか。もっと言えば充実してうまくいった日はどうだったのか。色々と具体的に考えて分析してみないと実際のところわからない。それなのにあなたは疲れたかどうかをあなたが決めている。別にそれ自体は悪くはないけれども、あなたの内なる身体に聞いたそれとは違うということには注意したほうがいい。
慢性疲労
そうやって社会に出るということは、ビジネスにしろスポーツにしろ趣味の世界でも疲弊するのが日常だと思いこんでいる。むしろやる前から疲れることだとあなたが決めてしまっているので、気が進まない。それを無理してやろうとすると今度は本当に身体が悪くなってしまう。その疲れの根本原因はなにかといえば、あなたがそう決めている。嫌なこと辛いことばかりが人生だといつの間にかそう思い込んでいる。でもその角度から見ているのは紛れもなく「あなた」だね。いやいやニュースにもネットにもブッダでさえも人生は苦と言っているじゃないかと反論する。けれども、ニュースもネットもブッダもそう言っているとあなたの心が今決めたこと。そんなやつ見たことも触ったこともないなら信頼するに足りないね。疲れるかどうかはあなたが決めたらいい。その疲れの実態が、実は心地よい幸せの一種だとしたらあなたの人生の意味合いは大きく変わるはずだよ。もちろんムリは良くないけれどね。それを決めているのもあなただね。