主犯はあなた

日々

不機嫌

まったくもって世の中バカが多いよね。どいつもこいつも帯に短したすきに長しでほとんど中途半端で頼りにならない。他人の顔色ばかり伺って風見鶏みたいにあちこちに愛想を振りまいて己という芯棒がまるでない。そうやってあなたはイライラしている。なぜこんなにもイライラさせるのか。その答えは明確だね。あなたがそうしたいから、そういう理由があなたの周りを覆い尽くすわけだ。すなわち、外からやってくる原因でイライラしているわけではなく、あなたがイライラしたいと強く願ったから、そういう人があなたに寄ってたかってきたわけだよ。

悲劇の主人公

悲しいことなんて誰も望んでいないだろう。でも悲しいことがあなたに降りかかる時、あなたはそれを悲しみたいからそうなったわけだ。そういうときは思いっきり泣けばいいね。それも泣きたいからそうしたのはあなたなんだから。誰にも遠慮はいらないし、そこで意地をはっても誰も見てはいない。なぜならそれはあなただけにもたらされた境遇だからだ。みんなわたしの悲しみなんて、ちっともわかっていないんだから、と言うセリフがあるけれども、それはまさにそのとおりだね。だってその悲しみはあなた専用のものであって、いうなればあなたのサイズにジャストフィットするようにわざわざ誂えたものだからね。そうしてあなたはつかの間の悲劇の主人公を演じられるわけだよ。だから思いっきり悲劇の海にどっぷり浸かったほうがいい。

したいこと

結局はあなたがすべて呼び寄せているようなものだね。嬉しいときは嬉しい人たちが集まってくるし、辛いときは辛い人ばかりで埋め尽くされる。世の中バカばっかりと思えば、世の中のバカが勢揃いするわけだ。それは誰のせいでもなく、すべては「あなたがそうしたいからそうなった」んだよ。ま、にわかには納得いかないだろう。けれども、一つ言えることは、楽しく過ごす仲間がたくさんいたらあなたはウキウキだろう。ソリの合わない連中と何日か一緒に過ごすだけでもあなたは憂鬱だろう。でもよく考えてみると、それらの違いはなんだろう。あなたも一面的に評価されたり批評されて腹立たしい思いをしたことがあるというのに、同じことを楽しい仲間、不愉快な仲間に対して行ってしまっていることに気づくかな。ということで、こんな世の中に誰がしたのか、それはあなただよ。