やりたいことは探さない
やりたいこと
やりたいことがみつからないと悩んでいる人が多いみたい。でもそれってちょっとおかしいと思うのは、やりたいことは誰が止めてもやりたいと思うことだから、それがないのはやりたいことが特にない状態だね。ということは、それはそれでそれ自体がそれでいいと感じているからそうであるんだよね。したいことはあなたがしたいと思うことであるから、あなたがしたいと特に思わなければそれはしたくないこととなる。だからしたいと思わないのであればそのままで特に問題ないはずだ。お休みにのんびり過ごして寝て過ごすのは、あなたが今特にやりたいと思うことがないからであって、強制されてそうなっているわけではない。だから正常だということになるね。ちょっと何言っているのかわからないかもしれない。
やらなきゃいけないこと
でも、幼い頃から休日はぼーっと過ごさないで計画的に楽しく過ごしなさいと言われ続けている。だから何もしないでのんびり過ごすことに罪悪感がある。だからせっかくのお休みなんだから何かをしなきゃと強迫観念にかられてしまう。でもそれはやりたいことではなく、誰かの顔色を伺ったり、世間体で自ら生み出した「やるべきこと」なんだよ。そうやってこの歳になったら一つぐらいは趣味を持たなければかっこ悪いとか、時間があるなら社会貢献をしなければいけないとか、昼間にうとうとネコみたいに寝て過ごすのは自堕落な証拠だとか、勝手に思い込んで自らを苦しめている。変な話幼い子に将来の夢は何?と屈託もなく大人は問いかけるけれども、まだ何もやってみてもなく、成功も失敗も挫折もなく、どんな選択肢があるかも知らされずにスラスラ答えられる方がどうかしているね。
自然体
だから、いま心地良いことをやればいい。気になればちょっと調べてみたり体験してみるのもいいね。それで、面白かったらそのままハマるだろうし、つまらなかったらそれまでだ。いやいやながらも継続は力なりと言われて辛いのを我慢して続けるのも程々にしておこう。だってそれである程度はわかるからね。もちろんあとになってやめたことを後悔することもあるだろうけれども、それはその時になったからこそわかることだ。だから今そう思っていないのなら考える必要なんて微塵もない。さらに言えばあとになって後悔するのは、つまらないからやめた今という体験が下支えしているわけだから前後を逆にもできない。やりたいことなんて堅苦しいことを考えず、今心地よいと思える時間を大切にすれば、結局は生きたい人生を生きていることになる。だから心配しないで成功者や友人や有名人の成功談なんて無視したらいい。もっと言えばこのまま何者でもなくとも十分幸せなんだと気づけば、やりたいことを自然にやっていることと同じなんだからね。